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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

Webセミナーのすゝめ、ナマセミナーの効能

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これまでいくつかのイベントやクローズドセミナーなどで利用してきたWebセミナーを、一般の無料セミナーでも活用しはじめました。今回は、以前無料セミナーとしてリアルのセミナーで実施していたコンテンツを再構成したもの。内容は、データベースやアプリケーションの移行や再設計、パフォーマンスチューニングなどで、7月28日~30日まで、夕方6時から1時間ずつ実施します。

(※日付が間違っていました。修正済です)

「Webセミナー」、あるいは「ウェビナー(Webinar)」は、いながらにして画像と音声によってリアルタイムでセミナーに参加できるモノです。ちょっと前までは、いわゆる動画のリアルタイム配信でこの種のセミナーを実施していましたが、IT系のセミナー、特にデモを中心とした技術系のセミナーでは、画像があまりきれいではなく、細かい操作や入力しているコードが見えなかったり、といったことがありました。

しかし現在では、ほとんどのこの種のミーティングソフトが持つデスクトップ上の特定のアプリケーションを共有する機能によって、十分な解像度でリモートPCの操作をその場で再生できます。ですから、マウスを振り回したり、あわただしく探し物をするようなスクロール操作でもしない限り、十分リアルな応答でデモを見ることができるのです。

会場を借りたセミナーだと、時間、場所、キャパシティ、コストなどいろいろ制約がありますが、Webセミナーは手軽です。どこもコスト削減で厳しい昨今、これを利用しない手はないでしょう。

しかし、実際には、特にセミナーを活用して売り上げを伸ばしたい営業サイドからすると、会場で直接交流できるなど、リアルのほうがよい点があります。また、講師にとっても、聞き手の顔が見えないというのはやりにくいものです。

この一方通行的な感覚は、Webセミナーのデメリットなので、いろいろな工夫が必要です。

実際、あまりに一方通行で聞き手の声をくみ取れないと、録画を公開してくれるだけでいいじゃん、ということになりがちで、そうなると、ますます主催者側の意図からは離れていきます。Webセミナーのよいところは、インターネット経由でありながらライブであることなので、もっと双方向性を重視したやり方を考えるべきでしょう。

今回は間に合いませんが、ライブセミナーとWebセミナーを組み合わせたやり方というのもいいかもしれません。狭い会場で人数限定でライブにも参加していただきつつ、Webセミナーでも同時配信。

双方向性がWebセミナー参加者にも確保されれば、どちらで参加しても面白いですよね。

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