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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

PHPでもビジュアル開発はいかが?

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この夏の期間を利用して、Delphiライクなビジュアル操作でPHPによるWebアプリケーション開発ができるDelphi for PHPの入門書を出版までこぎつけました。書籍は、デベロッパーキャンプのチュートリアルの題材として取り上げたフォトギャラリーアプリケーションの作成手順を演習として、その前後にツールの使い方やコンポーネントの解説などを加えています。


税込価格 2,625円(本体 2,500円)
ISBN 978-4-87783-202-5

発行 カットシステム

演習では、簡単なコンポーネントも作成します。VCL for PHPは、ドラッグ&ドロップのビジュアル操作でWebページをデザインできるPure PHP 5のコンポーネントアーキテクチャなのですが、PHPであるからその出力はHTMLなわけです。つまりは、ブラウザで解釈できるものは、すべてコンポーネントとしてカプセル化できるので、JavaScriptやスタイルシートなんかもコンポーネント化できてしまいます。これは、ビューの実装をあれやこれやと考えなければならない他の言語のコンポーネント技術に比べると、ものすごく制約がゆるいなぁ、と感じます。

しかも、そのソースはダイナミック言語なので、コンポーネントの配布型に至るまでのステップが少ないので、コードをちょこちょこ直しながらコンポーネントを作成、といった試行錯誤もできます。

書籍化で、製品の全機能を網羅的に確認する機会を持てたので、改めて面白い技術だなと再認識した次第です。

ところで、フォトギャラリーで使うサンプルフォトの一部は、エンバカデロのオフィスのある市ヶ谷界隈で撮影したもの。

Photo3s Photo4s

広重の浮世絵にも出てくる市谷亀岡八幡宮なども収めています。書籍は、来週あたりから店頭に並ぶそうです。

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