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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

サマータイム問題、あれッ、早出だと何が得なんだっけ...

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サマータイムに関する議論がオルタナティブブログでも盛んなようですが、1年の半分以上を1時間早く過ごしているサマータイム先進国アメリカのオフィスを見ると、なんか日本の議論ってなんだっけ、という気がしてきます。

というのは、アメリカのオフィスはたいてい暗いです。そう、結構日の光だけで仕事している感じで、電灯も暗め。明るいのが苦手な体質上の問題もあると思いますが、日本みたいに蛍光灯バリバリではありません。向こうの空港も結構暗いですよね。

で、日本のオフィスを見てみると、省エネ対策といって一斉消灯やら間引き点灯などを行っても、そもそも日照状況の悪いオフィスが多かったり、明るいのが好きな国民性だったりで、なかなか日の光だけで仕事というわけにはいきません。

おまけに夏は朝でも暑いですし、日本中が一斉に1時間早くなってもラッシュの時間もずれるだけで、汗だくになることには変わりなく、冷房による電力消費のピークが下がるシナリオは見えません。電灯も期待薄、冷房も違いなしでは、何が環境にいいの?

いっそのこと涼しい夜間に仕事をして、昼食とって眠くなるお昼過ぎはシエスタ、テレビも午後1時から1時間お休み、としてしまえば、毎年電力不足で大騒ぎする高校野球のピークも静かになって、みんな幸せなのかもしれません。

サマータイム対応でIT部門が忙しくなるより、みんなでオフィス枕を買いに走る騒動のほうが楽しそうです。

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