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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

お詫び2件、前向きに3件

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先週から、あわただしくいくつかの事件が発生し、ユーザーの皆さんにお詫びをしなければならないことがありました。これらは、いずれも、言い訳もなく、ただ、ごめんなさい、です。

フランクフルトで会いましょう
事の発端は、25日の朝でした。EKONというドイツのフランクフルトで開催されるイベントのDMが、メールボックスに入ってきました。発信元は、自分たちCodeGearのメルマガ配信元です。何かおかしなことをしたに違いないと、メール配信のシステムのキューを確認すると、世界中に配信しているぐらいの量がキューにたまっています。ドイツの担当者が発行したバッチのようでしたが、越権行為ながらこちらで停止させ、その担当者にメールしました。

このときドイツは既に深夜、明日出社してきて対応をしてもらうしかありませんでした。ただ、どうも、日本だけではないので、本社にも報告。ただ、本社もすでに夕方。

結局、ドイツの担当者が出社してきて「Oh my God!」とアタマを抱え(見てませんけど)、「皆さんごめんなさい、ほんとうにごめんなさい、なんてことをしてしまったんだ」と返信。アメリカは夜中でしたが、John Kasterがブログに投稿。日本でも私がそれを受けて投稿。すでに6時をまわっていたので、お詫びのメール配信は月曜日に行うことにしました。

今回の件は、配信対象の設定を誤ったようです。世界中のメールデータを一元化して各国のメール配信を行っている場合、「COUNTRY」というのは絶対にはずさない条件です。こうした制約をシステム的に強制するとか、はずした場合に警告を与えるとか、インフラ面からの改善案が検討されています。

自分の場合、最後は「指差し確認」なんですが。

日本の皆さんにとっては、「フランクフルトで会いましょう」なんてジョークのようなメールになってしまって本当に申し訳なかったのですが、「ゲーテの国の言語」なんてしゃれた表現でたまの「誤送信」は歓迎です、というようなメールをいただいたり、ユーザーの皆さんのあたたかさに感謝です。

トーキョーデ、アエマシェーン
こちらもジョークではなく、本当に申し訳ないのですが、CodeGearデベロッパーキャンプ、それから、翔泳社さんのデブサミに出演予定だったJoe McGlynnが来日できなくなりました。

デベロッパーリレーションズチームのように、世界各国での講演を専門にしている人たちと違って、開発チームは、本業が製品開発のため、やんごとならない事情で来日がキャンセルになることはままあります。往復を考えると1週間拘束ですから、製品開発の遅延とかと天秤にかけられると、難しいわけです。

ただ、今回は、「Tokyo de I'm a show」なんてビデオまで撮って、最終調整に入った矢先だったので、正直、そりゃないよ、という気持ちでした。

しかし、やるべきことはとにかく前へ進むことだろうと、同じ内容を伝えられ、かつ、意義のある人物を、と調整しました。何人かの候補の中から、最終的にDavid Iが選ばれました。ここ数ヶ月、Java関連のイベントでも講演しているDavidは、Rubyも含め広く開発言語について語れます。Delphi関係も長くやっていますし、彼自身は、C++が一番好きと、以前インタビュー中の雑談で話していたこともあります。

Joeに会いたかった方は、本当にごめんなさい。でも、Davidとすでにセッション内容の調整を二人三脚で始めて、なるべく多くのプレゼン資料を日本語でご覧いただけるようにしようとしています。

また、せっかくDavidなんだから、DelphiやC++のコミュニティの皆さん向けにも、できれば追加で企画を考えたいな、と思っています。

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