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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

「かくして2週間のブランクが…」を防ぐ法

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クリスマス休暇です。日本では、平成になってから、天皇誕生日で12月23日(今年は、24日が振り替え休日)が祭日となり、時差のあるアメリカよりも先にクリスマス気分で休みに入ります。我々が休んでいる間、彼らは、うきうきとクリスマス休暇に入り、日本が最終週で年末年始の仕込みをしようか、という気になっていると、すっかりもぬけの殻、というわけです。

日本では、さらに1週遅れて年末年始の休暇に入り、彼らが出勤してくる2日や3日ぐらいには、こちらがいない状態となり、なんだかんだいって、2週間ぐらい、お互い音信不通になります。そして、休み明けには、ニューイヤーキックオフだかなんだかで、にわかに忙しくなり、やれ資料をくれだ、出張先のホテルがどうしたとかで、ばたばたと年初を過ごすことになるのです。

かくして、外向けにはあまり芳しいアップデートもなく、スロースタートの新年を迎え、多くの外資系企業が2月のイベントやらセミナーやらで、渋滞したスケジュールの中をやりくりするという事態を招きます。

さて、こうならないために、12月の仕込みは大事です。新年早々のミーティングで決まらないとゴーできないものは、制約条件をよく吟味して、できるところから手をつけておく。キックオフで1週間拘束されるなら、その間に準備が進んでいるように今のうちに話をつけておく。などなど、時系列ともろもろの依存関係を再確認して、決まってからは、スタートダッシュできるようにしておくべきです。

以前、「決定が遅れたのでできませんでした」にならないための5ヶ条 というエントリでこの辺をまとめましたが、年末年始は、さらに注意が必要。もしアジア圏も巻き込んで、という話なんかがあると、旧正月も考慮に入れなければなりません。お互い相手の休みの文化については、不理解が多いので、行き違いで2週間進展なし、なんてなりかねませんからね。

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