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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

フレッシュなCodeGear本社のマーケティング(年齢のことではなく)

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今年2度目の本社出張は、朝から晩までみっちり予定が入り、しかも日本代表がひとりだったりするので、息を抜くところもなく、なんとも大変な一週間でした。当初は、写真でも撮りまくって数回ブログでも書いて、なんて考えていましたが、なんと金曜日まで更新もなくきてしまいました。

今回の出張の目的は、CodeGearのワールドワイドマーケティングのミーティング(+マーケティングツールの研修)でした。ワールドワイドというと聞こえがいいですが、実質各リージョンを担当しているのは、5人なので、これに本社スタッフを入れても会議室で軽く収まる程度です。

マーケティングというと、製品すべてをカバーするプロダクトマネージャと誤解されることが多いのですが、われわれが属しているのは、いわゆるフィールドマーケティングというやつで、製品発表をしたりイベントをしたりキャンペーンをしたりと、売る側に近い活動が主です。しかし、特に日本の場合、日本語版をもっぱら販売していたり、英語のコンテンツがそのまま使えないなどの事情があるため、単に与えられたマテリアルを使ってプロモーションする部隊ではなく、自分たちでものを作って、という本社寄りの機能も兼任することになります。

ところが、今回集まったフィールドの5人は、自分以外もみんな翻訳という問題を抱えていました。アメリカ担当も、メキシコやブラジルもサポートしなければなりませんから、翻訳の問題を抱えています。ヨーロッパはいうまでもなく、アジアパシフィック担当も、中国語2種類、韓国語への翻訳があり、実は、一ヶ国語で済んでいる日本のほうが単純だったりしたのでした。

そんなこともあって、単純に本社の方針を聞いてがんばろー、という趣旨のミーティングではなく、各国の事情を勘案した本社機能を構築していくためのミーティングといった感じでした。実際、CodeGearのマーケティングはまだ若く、1月の出張の時点では入社していなかったフレッシュな(若者という意味ではありません。念のため)人材ばかり。現状を変えていこうという意欲と、各国の事情を聞いてそれを取り入れていこうという意思を強く感じました。

一方で、非常に若い組織である彼らは、社内営業にも熱心で、マーケティングはこんなことをしています、と宣伝する場を一生懸命つくっていました。こちらは、社員を招いてのランチ。われわれも含め、全マーケティングスタッフを社員に紹介して、今こんなことをしています、と周知に努めています。

天気のよいカフェテリアに社員をご招待。右端のサングラスの女性が私の職制上の上司にあたるLisa Romano。口ぐせは、「オーマイ、ゴッドネス」

周知といえば、出張中に完成させたデベロッパーキャンプのビデオ(まつもとさんとのトークビデオ)の宣伝も怠りませんでした。今回、日本語版だけでなく英語版も作り、日の丸言語という位置付けをしっかり刻印してきました。

こちらは、Ruby開発環境の責任者Joe McGlynn。本当は彼がデベロッパーキャンプに登場してまつもとさんに会うはずだったのに、スケジュールの都合で果たせなかった。まつもとさんの名刺を見せたらくやしがってたけど、写真撮るよといったらにっこり笑ってポーズ。

しかし、チョイリンガルが昼夜外国人といっしょにいると、だんだん英語が飽和してくるようで、もはやただの音楽と化してきます。帰りの飛行機は、英語を遮断して、「バブルへGO!」でも見ることにしますわ。

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