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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

衣替えであってはならないWebサイトのリニューアル

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いよいよCodeGearの多言語Webサイトの準備が進んできて、せっせと日本語ページの移行を進めています。現行の英語のみのサイトから、多言語表示のサイトに一気に移行するため、日本だけがんばって早く準備しても先に移行できるわけではないのと同様に、マイペースでやってると他の国が追い上げてきておしりに火がついてくるため、目をしばしばさせながら集中してやってます。

ところで、こんな作業をしながら、なんかWebサイトって1~2年おきにリニューアルしてるよな、と思いました。ローカルコンテンツで展開していた時代にも、数回、本社のサイトに統合されてからも1、2回やってます。今回は、CodeGearだけボーランドのサイトからcodegear.com に引越しするのでちょっと意味合いが違いますが、なんかずいぶんエネルギーを注いでいるように思えてきました。

リニューアルは、ロゴやコーポレートカラーの変更など見た目の問題から操作性の向上など、その理由はさまざまですが、本質的なものはコンテンツのはずです。どうも、外見だけ変えて中のテキストは同じだったり、リニューアルしたものの、そのあと息切れして更新がなかったりと、努力の結果を享受することなくだんだん陳腐化して次のリニューアルとなるようなことが多いのではないかと疑ってしまいます。

こちらは、本日現在の日本語トップページ。あくまでも暫定なのでこのまま公開されることはありません。

Webを使ったマーケティングは即効性がありますが、その即効性を得るためには、日々の絶え間ない努力によって、サイト自身の注目度を維持しなければならず、決して安直なマーケティング手法ではないと思います。リニューアルも単なる衣替えで終わってしまうと、リピーターは獲得できません。一発屋では、Webマーケティングにはならないというわけです。

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