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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

ツールを上手に活用する情報システム部門

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先日、ある企業の情報システム部門に事例の取材をさせていただきました。記事の公開は後日になりますが、ツールを上手に活用していて、大変参考になったので、ちょっと報告させていただきます。

この企業では、基幹業務の開発にDelphiを採用されています。もちろんすべてをDelphiで、というわけではありませんが、主要なシーンでDelphiが活躍しています。それは、操作性などを重視する基幹業務のユーザーインターフェイス、それから、営業戦略の変更などに対応するための、すばやい対応が求められる開発です。

前者は、日々の業務で長時間かつ長期間使うため、業務効率化に直結します。そのため、操作性や業務フローとのマッチングなど、注意すべきところはいっぱいあり、ツールの力を使って、力技で作るのではなく、業務の流れをしっかり把握して、それを実装する、まさに技術者の腕の見せ所なのだそうです。

一方、後者については、とにかくスピード第一。こういうところでは、ツールの力で、とにかくすばやくアウトプットを出すこと。つまりは、経営者の発想に追従できることが重要です。

Bdscd

しかし、こうした堅実さとスピードを兼ね備えた情報システム部門の体制を確立するには、ベースとなるインフラが重要です。データの一元化や連携性の確保など、「あれ と これ」といわれたときに、「はい」と、すぐにその方法を考えられるからこそ、スピードある対応が可能なのだと思います。

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