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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

CodeGear - 水曜日のテレカン

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「CodeGear」設立が決まってから、アジアパシフィックのメンバーと本社エグゼクティブとの電話会議が、日本時間の毎週水曜日の午前中に開かれるようになりました。当初はもっぱらCEOのBen Smithが出てきていましたが、今週は、セールスのトップに就任したPeter Shamboraが、自己紹介を兼ねて登場。

エグゼクティブとのテレカンだと、ハイレベルな話が多く、現時点では具体性に乏しいのが難点です。それがハイレベルだ、という皮肉もありますが、実際、このテレカンでぽろっと出てきた新しい話は、これから具体的にプランニングされたり、詳細が詰められる話だったりすることも多いので、ここから直に皆さんにご報告というわけにはいかないようです。

とはいえ、このテレカンは、各国の状況をダイレクトに伝えるよい機会ではあります。いくつかの大枠の話のあと、今日は、InterBaseの話が出ました。InterBaseは、メンテナンスが楽なコンパクトデータベースで、よくパッケージアプリケーションなどに組み込んで販売されています。この辺の日本の近況を説明。

私自身は、開発ツールビジネスを、開発ツールの販売からの収益だけで維持するモデルは厳しいと思っています。実際、多くの開発ツールが、開発ツール以外の収益源と合わせて、開発/提供されています。そのような状況下では、InterBaseのように、OEMでコンスタントにデプロイで収益を確保できるのは、開発者フォーカスを続けるためにも重要だと思いますので、ここは強調したいところでありました。

ところで、アメリカ人は、一般的にテレカン好きなのですが、話しただけでなんとなく流れてしまうことも多く、これでいいのか、と思うことがよくありました。でも最近は、チャットなどを組み合わせて、裏取りしたり、直接の関係者とすぐに段取りを打ち合わせたりと、大分コミュニケーションギャップを埋める道具が揃ってきているように思います。

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