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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

あれ、ナンバーポータビリティはいつから番号継続制になったの?

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ナンバーポータビリティ あるいは 番号ポータビリティ、いよいよ開始!なんて騒いでいたら、電車で見る広告とかには「番号継続制」としっかり日本語で書かれている。確かにポータビリティなんていっても分かりにくいから、「番号継続制」というのには賛成。本番にはちゃんとした用語をそろえてくるもんだ。

ところで、ポータビリティというと、ITの世界では「可搬性」なんて訳語がありました。「番号可搬性」なんてまともに変換もできないし、論外ですね。用語が定着するには、それなりのバックグラウンドがあるので、別の業界で定着している用語をそのままもってくるとこんな変なことになります。

海外の技術資料を翻訳するときなど、訳語が定着していないものは本当に困ります。どこかのベンダーが主導している技術だと、そこが最終的にどう翻訳するかにも大きく左右されますしね。訳語の傾向を調べようと検索してみたとき、うっかり別の業界の言葉を当てはめてしまうと「番号可搬性」みたいなことになってしまうので要注意です。

しかし最終的には、分かりやすさと語感だったり、世の中の強制力だったりするので、先行して訳語を当てはめている一個人としてはどうしようもないところもありますね。

で、当の「番号継続制」ですが、ここに至る経緯は分かりません(磯島さんのブログでも以前この手の話がありました)が、打ち上げ段階でしっかり統一して露出させてみせたので、世の中の強制力が効いて、これで決まり!でしょうね。

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