ナンポタということでよいのでは?
まもなく開始される「ナンバーポータビリティ制度」。
つい先ごろ、ようやく10月24日開始ということでキャリア3社が合意したそうです。
それを機にということか、にわかに移行時の割引制度をはじめとする各社の動向に関するニュースが目につくようになりました。
例えば、ITmediaのニュースでも、
「番号ポータビリティにはいくらかかるのか」を予想する」というように。
おや?、ここでは”番号ポータビリティ”となっていますね。
先日開始日について報じた時事通信のニュースでは、”番号持ち運び制度”。
軽く調べたところ、総務省のWebサイトでは、”番号持ち運び制度”は検索でヒットせず、”番号ポータビリティ”と呼ばれていることが多いようでした。
いずれにせよ、ナンバーポータビリティという表記がやや長い、舌がからまりそうになる、などの理由から少し短い言い回しが必要とされていると考えられます。特にオンラインニュースの見出しなどは字数制限もありますからね。
では、日本語を大切にする発想では、どういうのがよいでしょうか?
ちょっと挙げてみましょう。
・番号保持制度
・番号不変制度
・番号固定制度
・番号維持制度
・番号変わらないよ制度
・MY番号いつまでも制度
などなど。
おそらく、番号ポータビリティか、番号持ち運びのいずれかが主流となるということかもしれませんが、実際には、「ナンポタ」でよいのではないかと思うわけです。
ナンポタでググってみたところ、14,800件ヒットしました。大抵の場合使い方としては、ナンバーポータビリティを略したもののようです。
正式には、キャリアや総務省あたりがオフィシャルな呼称は設定する(既にしてる?)のかもしれませんが、定着するのは、案外「ナンポタ」なんじゃないかと、お盆でややのんびりしたオフィスで考えてみました。
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この話のどこが、マーケティングなの?というと、
認知が進むとか、定着するためには、覚え易い、言い易い、表記し易い、視認し易いなどの性質が重要です。
あとは耳触りがいいとか、他と区別し易いというような点も重要でしょう。
というようなこじつけ。(^_^.)
え?、ナンポタじゃあ何のことかわからないって?
でも、ADSLだって、何の略かすぐに言える人は多くはないでしょ。だから大丈夫です。