ユーザー参加型の理想形
今日の午後、デベロッパーキャンプのセッション概要とタイムテーブルをアップしました。ユーザー参加型とはいったものの、まだ、確固たる基盤があるわけではないので、ユーザーの方が自由に開発ノウハウを語るイベントにはなっていないというのが現状です。でも、少しずつそうした理想に近づけていこうと考えており、続けないことには始まらないと思っています。
今回、そういう意味でも現時点では1名の方ですけど、ユーザーの方に講演いただくことができたのは、大きな前進だと思っています。実は、現時点ではまだ1枠空いています。社員でセッションを埋めて公開してしまおうという案もあったのですが、ユーザー参加型に少しでも近づけることができるバッファを残しておこうということになりました。もし、我こそはという方がいらしたら、ぜひお知らせください。
「ユーザー参加型」に「これ」というかたちがあるわけではありません。こちらがイベント当日に、ユーザーの方が「参加した」と感じてもらうしかけをつくることもできます。ずいぶん前ですが、過去にも、参加者に積極的に発言してもらうパネルディスカッション、プログラミングコンテスト、ラウンドテーブルなどを企画して、結構盛り上がった記憶があります。
当日の企画モノは、ちょっとお祭り的要素もあるのですが、セッションテーマの設定やユーザーセッションのようなかたちで、ユーザーが直接ないしは間接的にイベントプログラムに参加するという方法もあります。私はどちらかというと、このようなユーザー参加型を指向しています。情報を提供するだけのイベントではなく、その場をユーザーの方が利用するような形態です。こういう場があるから、研究成果を発表してみようか、とか、こんなテーマでみんなしゃべってみようぜ、というように、場を利用してもらえるようになれば、成功だと思います。そのためには、場を認識してもらうことが重要で、なんといってもまずは定期的に開催すること、なんです。
もちろん、内容を伴わなければ、定期開催してもしようがないので、内容を伴って少しずつ進化させていくことを目指してます。
ところで、こうしたイベント準備も潤沢な予算とスタッフでやっているわけではないので、裏方と講師の両方を担当するなどマルチタレントになることを要求されます。今日もセッション概要をアップしたあとは、ボーランド側のWebサイトに掲載するバナーをせっせと作成 していました。ちょっと夏っぽくしてみたんですが、どうでしょうかね(写真手前のは、スポーツイベントみたいで違うキャンプと思われるからと、ボツになりました。このバナーの掲載には、もう少し時間がかかるようです)。