オルタナティブ・ブログ > Yield of Adaptive Intelligence >

アカデミックのロジックとビジネスの英知から価値をつくる

ETSSの意味

»

組込みシステム開発に携わる人たちの話を聞くと、多くの開発部門が「蛸壺」状態になっているようです。おそらく、開発規模や、ターゲットシステムの固有性や、日常業務で手一杯といった現状や、といった要因が重なり合ってのことだと思いますが、情報系システムの世界に比べると、ソフトウェア工学の成果の積極的な採用や、経験の交換による全体的な底上げといったことがあまり起きていないようです。人の流動性が乏しい、ので当然の帰結だとする人も少なくありません。高い報酬で囲い込まれているならば、少なくとも本人は幸せなはずですが、そういった例もあまり多くはなさそうです。功罪相半ばすることになると重いますが、エンジニアの持つスキルの相対化により強み/弱みを知ることは必要なのだろうと思います。IPA/SECのETSSなどの意義も、組込みエンジニアの流動性を高め、市場価値を正当に評価させることにつながるといったところにもあると言えそうです。

Comment(0)