東大ア式蹴球部の卒部式のご挨拶
ペーパー資格をいくつか持っている。運転免許証に始まり、ダイバーズライセンス、そして何より毎年更新にお金がかかっているサッカー審判4級。毎年やめようと思うのに、東大ア式蹴球部と関わりがあるまでは更新し続けようかと思い。しかし最新の講習を受けたにもかかわらず、UAE戦のオフサイドはわからず、毎年それなりのお金を払って更新をする虚しさを感じる・・・さて、その更新の理由であるア式蹴球部の卒部式でのご挨拶は↓
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ご卒部おめでとうございます。
東大での四年間は、いかがだったでしょうか?
サッカー漬けだった方もいるでしょうし、もっとサッカーやればよかったとちょっと後悔してる人もいるかもしれません。
どんな方も多かれ少なかれ、東大ア式蹴球部女子部を通してスポーツマンシップについて学んできたことでしょう。cieリーグを通して、公平とは何かも考えさせられましたよね。
スポーツマンシップには色々な側面がありますが、ルールを守るというのは根源的な大事なポイントです。
ルールが守られるという前提があるから、オフサイドにおけるルールを皆で共有するから、皆でサッカーを楽しめるのです。
さて、社会人になって仕事をするようになると、やっぱり様々なルールがあります。
会社法のようなビジネス全般の法律に始まり、業界団体が作った業界特有のガイドラインのようなものだったり。
会社ごとのルールもあります。就業規則の様なフォーマルなものから、この仕事はこういうプロセスを踏んでするのだというような、ルールだったり。
このようなルールを守ることは大事です。大事なのですが、これからの未来を担う皆さんに私は声を大にして言いたい。ルールを守ることだけでなく、ルールを作る側に是非回ってほしいと。
いつの世もそうですが、私たちの時代に正しかったと思われることは、あなた達の世代ではそうでなくなることがあります。
ぜひ時代に即した新しいルールを作る側になってください。
新しいルールを作ることは、今あるルールを捨て去るということでもあります。ある意味、ルールを破るということです。 新しい挑戦ですね!
卒業して、これからガラリと環境が変わる方も多いでしょう。サッカーとも縁遠くなる人もいるでしょうし、いたしかたないことでもあります。新しいことを獲得するには、今手に持ってるものを離さなきゃいけないときもあります。
それでも、頭の片隅にサッカーやア式蹴球部の事を覚えていてください。
苦しいときほど、過去頑張った経験や人脈が生きるものです。そして、繰り返しになりますが、新しい時代に沿った、あたらしいルールを是非作ってください。
この度はご卒部おめでとうございます。
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そしてこれから、今度はア式蹴球部の入部式の挨拶を考えねば。