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オリンピストにクロカンを習ったらどうなるのか?

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オリンピストの言葉の重みは違う。

*********全体会議の話から*********

3連休は皆さん、いかがお過ごしでしたか?

我が家の恒例行事ではありますが、私はYMCA家族スキーキャンプに集っていた有志で新潟県の妙高高原でゲレンデスキーをしました。

妙高といえば、アークコミュニケーションズスキーチームに所属していた3連続オリンピックに出場した恩田祐一さんの故郷です。
現在はU20のヘッドコーチもしています。
そこで、2時間だけ、クロスカントリースキーを息子とともに教えてもらいました。

以前、恩田さんから「大里さんが本気になって努力するのなら、いつでもコーチしますよ」と言われたことがあります。その時は「いやいやそこまで本気でないから」と断っていました。
アークスキーチームの石原選手が習うならまだしも、日本代表を目指していない私は今まで通り、てれてれ滑って愉しめばよいや、と思っていたのです。

ところが、先日テレビで、世界最高年齢のクロスカントリースキーヤーの佐伯克美さん(88歳)が、クロスカントリースキーを始めたのは60歳から、ということを知りました。
今からでも私も本気を出して始めたら、85歳のときにはスキーオリエンテーリングで世界一になれるかもしれない!と努力をする気持ちに急になったわけです笑

さて、20年も初級者のままの私のコーチはどういう人がいいのでしょう?
正直なところ、恩田さんに頼みはしたものの、オリンピストを育てる手法と私のレベルを育てる手法は違うのだから、コーチは違う人がいいのかもなぁ~なんて、思っていたのです。先日世界卓球があって、早田ひなさんは、伊藤美誠選手のアドバイスが心に響いたと言いましたが、私は早田ひなさんのレベルには全くないのですから。

しかし、さすが恩田さん、言語化能力がとても高く、理由も説明してくれるのでわかりやすい。かといって、言葉は多すぎず、フィーリングの部分はそうだと伝えてくれる。

事前に日本やカナダで作られた初心者用ビデオを数本見ていったのですが、なぜ、そういうことをビデオの中で講師が言っていたのか、理由が全部解明できました!
2時間でかなり上達し、今週末、北海道で開催される全日本スキーオリエンテーリングでは一味違う私を見せつけるぞ、などと思いました。

さて、この体験を通して思ったことは2つあります。

1つ目は言葉の力とタイミング

私も長年クロカンをやっていたわけですから、親切な方から似たようなアドバイスはすでに何度かもらっているわけです。でも、まぁ、正直、それほど心に響かなかったというか、実践する根性がなかった。
今回違うのは、先ほど説明したような恩田さんの相手を説得する言葉の力の強さのお陰と、私の受け入れ態勢ができたタイミングがあったからでしょう。「大里さんにここまで説明する必要があるのかな?オリンピックを目指す選手に言っていることと基本は同じですよ」と言われましたが、今の私にはちょうどよかったようです。そして、基本は同じと言いながら、あきらかにポイントを絞ってくださったアドバイスでした。

私も仕事を教えるときに、特に経験の浅い人に、「そこまで細かく指導したほうがよいのか?」というのは常に悩みます。知らないのだから説明したほうがよい、と思うときもあれば、いっぺんにそんなに詰め込んでも、相手に受け入れキャパがないのにオーバーフローするだけだ、と反省することもあります。

インプットと、そのインプットが生かされるアウトプットの間隔は短ければ短いほど、教える側も教えられる側も満足度が高いことは間違いありません。
相手にあわせたアドバイスと言うのは簡単ですが、実行は難しい。自分のアドバイスを相手が受け入れることができる状況にあるのかを見極められるようになりたいですね。

2つ目は継続させる力

講習を初めて2時間後にあきらかに私は上手になりました。
しかし、来週同じことが再現できるのかは全くわかりません。
というより、多分、再現できないことのほうが多いのでしょうね。
では、どうしたらいいのか?
実は同じ質問を恩田さんにぶつけました。
「とりあえずノートを取ってください。大里さんならブログに書いてください」
と言われたので、こうやって、皆さんに話してみたわけです笑

何かを定着させるには反復するしかない。
コーチがずっと1日中ついていたらコーチの言う通りにすればいいのかもしれないけど、いないときに、それをどう再現するのか。
少なくともまずは知識と意識を定着させる必要がありますね。
そのためには、書きとめて頭を整理することは有効です。
整理といいいましたが、ロギングダイエットのように、ただ書き留めることだけでも効果がでるのだから、書くということは、それ以外のことにも影響を与える行動なのですね。
そして、やる気になったそのモチベーションを持続させること。
昨日の今日だからまだこうやってモチベーションが続いているけど、1ヶ月後にはどうなっているのか?
その1ヶ月後にどうなっているのかを比べるためにも、やはり書き留めることは意義がありますね。

今日は恩田さんのコーチングから気づいたことを皆さんにシェアしました。

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もっとも恩田さんはこういうことをブログに書けと言ったわけではないでしょうから、少し技術的に言われたことのメモをとると・・・

・体の横移動で進む
・足で地面をぐぐっと踏んで移動する
そのためには
・腹筋を緩めない、体を真ん中に固定する位のつもり
・前傾(そらない)(そうしないと力が入らないでしょ)
・上半身(右肩と左肩)は地面に平行(そうしないと結局は体が横に移動していない)
・足を横に蹴る、後ろに蹴らない
・体が右に開くタイプなので、左に少し絞る

まっ、今注意されたことを書き出して思ったけど、こんなにいっぱいいきなり修正できないですね笑

それにしても、年に一度程度しかクロカンをしない息子にあっという間に追い抜かれ、腹がたつな~笑 自転車を上手に乗れない私は、つくづくバランス競技は苦手だと再認識。
だからこそ、下手の横好きで続いてもいるような・・・・

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