ドリルを買いに来た顧客が求めているのはドリルではなく穴である:英語スピーチサポートサービスはかゆいところに手が届く
起業時に比べて、顧客層に日本企業が増えたので、私自身が英語を使うことが少なくなった。とはいえ、突発的に必要になったので、そうだ、この際、アークコミュニケーションズのユーザーになってみようと思った。
**********全体会議の話から*************
我々はB2Cビジネスを提供していないので、なかなか我々が自社のサービスを利用する機会が少ないのが残念です。
たまたま私は、翻訳チームのサービスである英語スピーチサポートサービスを使ったので、そのことについて触れたいと思います。
仕事をしていると、「顧客目線で」とか「顧客の立場にたって」仕事をしようとします。
エンパシーが大事です。
そこに「顧客としての経験」も積むと、鬼に金棒ですね。
実際にお客の立場にたって気がつくことは、当たり前ながら、お客さんは自分の困っていることに対してソリューションを求めているということです。
ベンダーが提供するサービスがソリューションになっていればよいのですが、そうでないときは困ってしまいます。
翻訳事業部は通常「翻訳」というサービスを提供していますが、スピーチ原稿を翻訳して欲しい方は、スピーチで自分の伝えたいことを話し、聴衆に伝わることが目的です。
スピーチですので、翻訳した原稿をまず「読む」必要があります。
そこで、アディショナルサービスとして、原稿を読む時に必要な「息継ぎの場所や強調単語を伝える」ことを行ってます。
実は当初、これはどのくらい役立つのかと懐疑的だったのですが(ごめんなさい)、使ってみるとなかなか心強いものでした。
さらにアディショナルサービスとして、スピーチのお手本を音声で提供しています。
これくらいゆっくり話しても大丈夫なんだな〜と、イメージが湧きやすくこれも安心材料です。
さらに、不安な人・高みを目指す人のためには個別レッスンもあります。
スピーチやプレゼンは、コンテンツ(中身)とデリバリー(伝え方)の両方が大事です。
個人レッスンというと、いかに流暢に話すというデリバリーのことだけを考えがちですが、アークのサービスの凄いところは、コンテンツにも関わってくれること。
具体的には、私との対話を通して、結論を一緒にブラッシュアップしたり、想定問答集を作ったり。
大丈夫だと背中を押してくれたり。
スピーチを完成させるうえでのデリバリー(翻訳と話し方)だけでなく、コンテンツにも踏み込んで下さったおかげで、個人レッスンにおける私のニーズは満たされました。
ビジネスで行うからにはそれで我々の採算に合うのか、コンスタントにサービスが続けられるのか考えることは大事ですので、すべての顧客に最適なソリューションを提供することは残念ながらできません。
しかしながら、今提供しているサービスを、顧客の立場に立って提供できるサービスの可能性を広げ、顧客満足度向上につなげることが出来たら素敵ですね。
セオドア・レビットの「ドリルを買いに来た顧客が求めているのはドリルではなく穴である」という有名な格言がありますが、ぜひ顧客の立場から、ニーズを考え、ソリューションを提供できないか考えてください。
さて、実際のスピーチですが日本取締役協会のメンバーとしてICGN(International Corporate Governance Network)に対して、Gender Diversityのことについて話します。
***********************