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新卒がやってくる!入社式のあいさつは着眼大局着手小局

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毎年毎年、入社式の挨拶に何を話そうか悩む。トレンドも取り入れてVUCAの話でもするか・・・と思ったとたん、逆説的に、話したい内容が決まった!

***********入社式の挨拶**************************

ご卒業おめでとうございます。そして、アークコミュニケーションズへようこそ。アークコミュニケーションズが新卒を複数名採用するのは初めてのことで、大変嬉しく思っています。40人足らずの会社ですから、皆さんの与える影響度は実は大きいんですよ。

入社式にあたって何を話そうかと色々考えたのですが、私の好きな言葉、「着眼大局着手小局」を皆さんに送りたいと思います。 この言葉は、新卒に限らず、アークへ入ってくる社員へのオリエンテーションで必ず私が説明する言葉です。
孔子の弟子の荀子の言葉と言われています。

着眼大局とは,高所から広い視野で物事を俯瞰し、その要点や本質を見抜くこと。そして着手小局とは,実際に取り掛かるときには、目の前のことに集中し、細かなところにも目を配り、具体的に実践していくことです。
英語で表すとThink Globally, Act Locally.
英語のほうが直感的でわかりやすいかもしれませんね。
この言葉を私はとても大事にしています。

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ところでアークコミュニケーションズのミッション・ステートメントは何か知っていますか?皆さんの社員証の裏にも書いてあります。
「お客様の思いや本質を、わかりやすく世界に伝える」です。
着眼大局で見抜いた「本質」を世界にわかりやすく伝えるのが我々のミッションです。

ではビジョン・ステートメントはなんでしょう?
広がるビジネス、深めるコミュニケーション英語にするとCommunicate Locally, Market Globally.
さっきの言葉と韻を踏んでいるでしょう?コミュニケーションもぜひ細かなところに目を配り実践してください。

繰り返しになりますが、知識や考え方の引き出しを増やすことで着眼を大局にし、実務では、落ち着いて丁寧に小局で着手して下さい。
着眼大局も、着手小局も同じくらい大事ですが、新入社員の皆さんがかける時間のバランスは、そうですね、1対9くらいでしょうか?

知識に経験はあまり関係ありません。本を読む、ネットで情報を探す、人に聞く、学校で学ぶ。様々な方法があり、年齢はあまり関係ありません。
皆さんが大学で学んだ私たちの知らない新しい知識がいきなり役立つこともあります。

一方実務は経験がものを言います。ここはどうしても先輩の方が優れています。ですから、皆さんは経験値を増やすべく、目の前のことを焦らず、細かいところにも目を配り、一つ一つ積み重ねていってください。
そして、着眼大局、高いところから自分がやっていることを見つめて、なぜそうしているのかその本質を時々とらえてみてください。

あっという間に一年は経ちます。
来年新入社員を迎える際に、皆さんが歩んだ一年を先輩として、後輩に後ろ姿を見せてあげてください。
期待しています!

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ワクワクしているのはご本人たちより、受け入れる私たちのほうだったりするのであった。

★マリコの経英★
入社式の社長のあいさつに悩んでいると欧米人に言ってもピンとこないだろう。
そもそも欧米は日本のように新卒を大量に雇う慣習もないし、入社式を開く慣習もない。
そこから説明したほうが良さそうだ。
Most of the new graduates are hired on April 1st in Japan. At that time every year, Japanese companies have an entrance ceremony, where board members give a welcome speech to the new employees.
As a result, I always struggle with my speech around this time every year.

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