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内定式の社長訓話:「1から2へ」が重要なわけ

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1から2へ,内定式

内定式や入社式の社長訓話を何にしようかと毎回迷う。
新入社員に期待することはそうそう変わるわけではないのだから、毎年同じ話でよいのでは?と実は思っている。
しかし、ついつい内容を変えてしまうのは、自分が同じことを言うのが飽きるからだろう。
でも、毎年同じ原稿を改善したほうが、質はあがりそうだし、同じことを言ったほうが、社員にもメッセージが伝わる気がする。
う~ん、、、、悩ましい。

****************内的式のあいさつ**************************

本日、AさんとBさんをお迎えできて大変嬉しく思います。

内定式にあたって、何の話をしようかなぁ~と迷ったのですが、「0から1へ」、「1から2へ」、「2から先は∞の可能性」というお話をしたいと思います。

0と1の差がとても大きいことは直感的にも皆さんよくおわかりかと思います。
前例のないことをするのは確かに大変です。

例えば、会社を立ち上げ、初めてサービスを売るのは大変です。
実績がない出来たばかりの会社から、そうそう簡単にサービスを購入してくれません。
産みの苦しみ、とよく言いますが、初めてサービスを売ること、「0から1」を産み出すのは本当に大変です。

でも、「1から2へ」することも、実は同じくらい大変、いえ、サステナビリティという観点からは「0から1」にすること以上に大切なことなんです。

「初めて」
実はこれ、偶然の産物で生まれることもあるのです。楽して出来ちゃうことがあるのです。
新サービスも、たまたまひとつ売れたりするのです。
しかし、幸運と言うのはなかなか続かない。
つまりせっかく「0から1」になってもそれがもし偶然の産物なら、「1から2」にならないのです。二つ目は売れないのです。

つまり、1から2になるのは、偶然ではなく「必然性」が必要です。

ビジネスの世界においては「1から2へ」導くことに成功した人はやがて、「2から10へ」、「10から100へ」と導ける可能性があって、周りの人を幸せにする人なのです。
再現性のあることはより多くの人を巻き込むことができ、そこに利益が生まれるからです。

さて、AさんもBさんも、ビジネスをするのは初めてですね。
ぜひアークで初めての経験をたくさんしてください。
まず、「0から1」への経験を増やしましょう。

そして、今まで話してきたように、それを「1から2」にすることはとても重要でしたね。
つまり、「1から2」になればそこから10へ、100へとなる道が見えます。∞の道が見えるのですね。

「0から1」にする際には、つまり、初めてを経験する際のコツは、先輩の指示に素直に従い、教えを請うことです。
みなさんにとって「0から1」でも、指示をだした先輩にとっては既に繰り返し行っていることなので、安心して従えばよいのです。

皆さんがプロアクティブにならなければいけないのは、むしろ「1から2へ」するときです。
同じようなことをもう一度、自分でできるかどうかです。

つまり前回と同じような成果を出すにはどうしたらよいのか?と自分で考えて、工夫をして「1から2」にする。これがとても大事なことなのです。

そして、みなさんが「1から2」にたくさんの場面でできて、難なくできる様になっていると、次のフェーズ、2が10になり10が100になることでしょう。

芸術はもしかしたら0から1を生み出すことかもしれません。
しかし、ビジネスは量産できなければビジネスにならない。
ビジネスは安定した質で量産することで私たちもお客様も皆が幸せになります。

ですから、これから私たちは、皆さんに「0から1」を教えることを楽しみます。
皆さんはご自身の力で「1から2」にすることを工夫して、楽しんでください。
そうして、それはやがて2から10になり、100になるでしょう。
さらには、来年は皆さんが、新卒の後輩に、「0から1」を教えていることでしょう。

そうやって、お二人がアークコミュニケーションズを成長させていく循環に入ってきてくれるのだと思うと、いまからとても楽しみです。
期待しています。
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なんか文章がこなれてないなぁ、と当日朝も、挨拶のことを考えながら家を出たら、マスクをし忘れており、駅のホームにある鏡で気が付いた。
カバンに予備が入っていており良かった(初めて予備が役立った)

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