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現実逃避は小6男子にオンライン英会話へ向かわせる(その4)

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「僕ねぇ、男の先生がいいんだよね」と、息子がポロリと言った。
小6息子にオンライン英会話を習わせようと思い、数社トライアルを受け、バイリンガルの日本人講師によるオンライン英会話に決めたところで、そう言われた。

語学の先生は女性が多い。今までのトライアルもすべて女性だった。
そういや、昔から息子は男の先生のほうが好きだった。

「男の先生でも、サッカーが弱い国はちょっとね。サッカーの強い国の先生と話したいんだよね、僕」
なるほど、サッカー談議に花が咲けば、息子の英語を学ぶ意欲は強まるに間違いない。

<4つ目のトライアル>グローバルだが、アフリカ人講師がメインなサービス

サッカーの強い国・・・フィリピンはダメだな。となると、アフリカか。南アフリカ、ナイジェリア、カメルーンあたり??
自己紹介にfootballが好きと書いてある先生を選んだら、ナイジェリア人だった。

それにしても、サッカーの話をするからには、息子の英語力では、事前準備がかなり必要である。
「サッカーが好きですはI like football.だからね」
「I play football everyday.って言うんだよ」

「え~、そんなに、僕覚えられないよ」
と、言いながらも、珍しく私の後についてフレーズを繰り返した。

「ところでナイジェリア出身の選手って誰か知ってる?」
「知ってるよ?XXXXとか〇〇〇とか」
「じゃあさ、XXXX選手って知ってる?Do you know XXXX?って先生に聞いてごらんよ。先生喜ぶよ、きっと」
「そんな失礼なこと言わないよ」
「えっ?どうして?」
「それってさ、日本人だとわかったら、「本田圭佑知ってるか?」て聞くようなものじゃない。知っていて当たり前で、失礼だよ!先生が僕にXXXX知ってる?って聞くならわかるけど」
「・・・すみません・・・」

さて、本番である。とてもホスピタリティあふれるいい先生だ。ゆっくり英語も話してくれる。
「アイライクフットボール」となんとか息子は言えたが、次は続かなかった。
すると先生が「DO you know XXXX?」
「イエス! アーセナル!」(お~、world soccer digestを毎日熟読している成果だ!)
「YE~S! I like him very much!」
いまだに私は覚えられないナイジェリアの選手の名前だが、息子と先生とは会話がなりたっている。やはり会話はコンテンツが大事だ。

しばらくすると先生が「ほわっといずゆあふぇいばらいと?」
息子が小声で、「お母さん、なんて言っているの?」


???なんて言ったんだ?聞いたこともない単語だったぞ。仕方ない、「Excuse me, could you say it again?」
「ほわっといずゆあふぇいばらいと? 」
「フェイバライト?」
「Yes, ふぇいばらいと」


今思うと勘が悪かった。しかし、本当にわからないものはわからない。「I'm sorry, but I can not get it.」
先生は説明するでもなく、「OK. Let's start today's lesson!」となってしまった。

lessonは食べ物の名前を覚える授業である。
会社は違えど、エントリークラスのトライアル授業のコンテンツはどこも似たり寄ったりである。息子はもう3~4回食べ物のlessonを受けているので、icecreamやらpizzaやら順調に先生の後について単語を繰り返している。
初めて授業を受けたときにほぼ黙っていたのと比べ、授業として成り立っているではないか!ちょっと感激。

そして、授業の最後になってやっとフェイバライトの謎が解けた。
「ほあっといずゆあふぇいばらいとふーど?」
な~んだ、favoriteか。
で、息子も、「まいふぇいばらいとふーどいずピッツア」と先生の後について繰り返して言っている。

この発音がナイジェリアでポピュラーなのか、その先生特有の発音なのか確かめてみたい!と私のLinguisticsへの興味を強く刺激した。
レッスンが終わって息子にどう?と聞くと「日本人の先生より面白かった~」
「(アフリカでサッカーが強い国ってどこだったけな?)ねぇ、次はカメルーンの先生にしてみない?」とアフリカ人の英語に触れてみたいという私の欲求が止まらない。
息子の時代はアジアからアフリカに市場が移っているに違いない。アフリカ英語に触れていて損はしないさ。

夫に「ねぇねぇ、英語の発音の地方差ってあるよね、まだナイジェリアとカメルーンとジンバブエの人の英語しか聞いていないけど、アフリカ人共通の癖がわかってきた気がする。例えばねぇ、、、」と自慢げに話したら、「あのさ、君の興味に火がつくのはわかるけど、息子の英語力なら、学校と違う発音されると混乱すると思うよ。最初はネイティブの先生につきなよ」

そうして5つめのトライアルに続く

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