プレゼンは5分の制限時間以内に収めてね。
毎月全体会議で事業部発表を行っているのだが、どれも面白い。面白いのだが、発表制限時間5分を超えていることがちらほら。
コンテンツが面白いのだから制限時間を超えてもいいや、と思ったこともあるのだが、いやいや決まった枠の中に収めることは大事だ。
披露宴のスピーチだっていくら素晴らしくたって世間一般で期待されている長さというものがある。
****************全体会議での話から*******************
月初に行っている事業部発表ですが、これからは必ず「5分」で発表を収めるように強く意識して下さい。
事業部発表は、話し手のプレゼンテーションの練習の場も兼ねています。時間のコントロールは、練習で誰もが出来るようになることなので、まずは、このテクニックを皆で学びましょう。
例えば、私は皆さんにこうして毎週お話ししていますが、4~5分で必ず終わるようになっています。
どうやって実現しているかというと、簡単です。
私のスピーチの速度は、1分300文字くらいなので、1200字程度の原稿をいつも用意しているわけです。
パワーポイントを使ったプレゼンテーションの場合は原稿を用意しません。
しかし、1スライド1~2分話すことを前提にスライドの枚数を決めています。
現実は30秒で終えるスライドもあれば、2分以上かけるスライドもありますが、
5分発表なら、MAXでも5枚と決めています。出来れば2~3枚と思っています。
このように、自分にとっての5分がどういうものかという尺度や感性を養ってください。
話す方にとっては5分はとても短い時間です。
今でも5分で発表が終わらない人が多いのですから、たった5分じゃ、伝えたいことが伝えきれない、と思うかもしれません。
でも、考えてみてください。
聞く方にとっての5分は、話し手の言葉は理解できても、記憶するには長すぎるのです。
だって、私の毎回のスピーチの内容をみなさん、何の支障もなく毎週理解していると思いますが、実のところスピーチが終わった時に、覚えていますか(爆)
覚えていないだろうなぁ、と思うので、特に覚えていてほしいことは、必ずスピーチの終わりに復唱しています。全体MLにも流しています。それでも覚えていないだろうと思い、重要な事は何度もとりあげて繰り返して話しています。
そんなものです。
私は話したいことがたくさんある人間なので、話し過ぎてしまいます。
ですから、推敲の最後には必ず、段落ごと削れないか、せめて1文まるまる削れないか、と考えます。
つまり、準備で大事なことは、いかに枝葉をそぎ落とし、メッセージを際立たせるかです。絞ることで、本当に伝えたいメッセージがむしろはっきりすることも多いものです。
ですから、皆さんも次回からは5分以内に収まるように、補足説明しているつもりのところを減らしてみてください。トピックをひとつ削ってみてください。
タイムキーピングもXXさんにきっちりしてもらいます。
復唱しましょうか(笑)
・事業部発表の時間を必ず5分で終わるようにすること
・そのためには時間感覚を持ち、発表量を事前に調整すること
・枝葉を削ることで、自分の伝えたいメッセージを浮き上がらせること
次回の皆さんの発表を楽しみにしています。
(1120字)
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全体会議での私の話は、原稿を用意していなかった時代もあるので、5分を超えていたこともあっただろう。
しかし、今は、社内のメーリングリストに流すことを前提に必ず書き起こしている。昔より、手間がかかっているのだが、必ず時間内に収まり、記録も残るので、今のアークコミュニケーションズには、これがよい方法なのだろうなぁ。