仕事と子供とどちらが大事ですか?:学生ガイダンスにて
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東大女子卒業生の会さつき会が学生向けに学生ガイダンスを主催した。 パネルディスカッションには男性も入っていただいた。 パネラーは全員子持ちだ。
学生からの質問の一つに「仕事と子供とどちらが大事ですか?」のような趣旨のものがあった。
パネルディスカッションが終わって、社会人同士で雑談した際に、「あの質問は答えにくいよねぇ~」となった。
私は6年も前に書いたブログのことを思い出し、そういう時は 「もちろん子供のほうが大事に決まっているけど、仕事には優先順位を置いているのよ」と 答えればいいんですよ、といった。
既に働いている社会人のパネラーの皆さんは納得して下さった。 しかし、まだ働いたことのない学生に対してはあまり意味のある答えではないことに、Oさんによって気付かされた。
Oさんから、「私と仕事、どっちが大事なの?と恋人に言われたらどう答えるのが正解か知っている?」と聞かれたのだ。
私も知っている。「そんな質問をさせるような寂しい思いをさせてごめんね」である。
ということは、この質問をした学生に対しては、
「そんな質問をさせるような社会で育ててしまってごめんね、先輩として謝るよ」
「不安に感じさせてごめんね。でも、私はとっても楽しく仕事も子育てもしているよ!」
と答えてあげればよかったのだと気がついた。
皆で幸せになるために、働いているのだ。 首相が「これからは女性も働け」と言っているからではなく、 経済的な自立、仕事を通しての社会参画、人的ネットワークの拡大、 好きなことだから、等々、人によって目的は様々だけど、 皆幸せになるために働いているんだよね!
幸せになるために、ガンバレ、学生!
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