中小企業の経営者には、コンサルティングの前に話し(相談)相手が必要
世の中には様々なコンサルティングサービスがあるが、中小企業の経営者がコンサルティングサービスを使う際の共通項がある気がする。
それは「プロに意見を求めながらも、自分のほうが自分の会社・顧客・業界のことはわかっているぞとばかり、結論を自分で決める」ということだ。
「せっかくお金を払ったのにもかかわらず、人の話しに耳を傾けず、前から思っていたことを実行し、有効活用しているのか疑わしい」とも言える(苦笑)
中小企業の経営者は常に自分で最終判断を下すのが仕事だし、万が一人に頼ってそれが間違っていてもすべてが自分にはねかえってきて、責任転嫁も出来ない。
だからたとえ他人からいい意見をもらっていたとしても、結局は自分で考えていた案を選択することが多い。
すると、「お金を払っているわりには、自分が考えていた域を超えることがない」というような勘違いと不満につながりやすい。
ちなみに、自分のことを書いている(苦笑)。
それでも私はコンサルティングサービスを使おうかなぁと思うことが多々ある。
なぜなら、自分が考えていることの、話し相手、相談相手は絶対必要だからだ。
独りよがりにならないよう、自分の判断を裏付けるものがほしいとは思うからだ。
社員に相談できる内容の時は問題ないのだが、中小企業の経営をしていると社員に出来ない相談ごとのほうが多い。
そこで、コンサルティングより相談相手がほしい私は、オルタナティブブロガーの社長二人にお会いすることにした。(ケチな私でごめんなさい)
そのうち一人が小俣さんで、新卒採用についての相談という名目でお邪魔した。
相談内容は小俣さんがブログで紹介して下さっている。
自分のしようと思うことの背中を押してもらいに会いに行っているので(笑)、小俣さんがいくら同じことをブログで書いて下さっても意味がなく、一対一、Face to Faceで、私のために話して下さることに大いに意義がある。
同じように小俣さんにも社員以外に相談なさりたいことがあったので、お話し相手になってきた。
正直なところ小俣さんが思いつかないような画期的なアイディアを出したとは思っていない。
しかし、私の言葉を通して、小俣さんが常々実践しようと思っていたことをなさるに違いない。
優秀な方はどんな人間のコメントからでも学べるものである。
Win-Winでお互いHappyな気分。(私が話した内容は、人に隠すようなノウハウはないので、別の機会に紹介する。)
社長が外出して怪しい(?)人と話しているなぁという時は、そういうこともあるので、許してね。