ふと寄付の桁を一桁上げようと思った。本当に出来るのだろうか??
皆さんは1年間にどのくらい寄付しているのだろうか??
平成20年度の世帯平均寄付額は2,947円だそうだ。
http://www.npoweb.jp/modules/news1/article.php?storyid=3174
平均よりは寄付をしているぞと思ったものの、試しに気前よくど~んと寄付をしてみようかと思った。
きっかけ1:
最近ますます買い物という行為が面倒になってしまった。
物欲がないわけではないのだが、プロセスのほうがネックになって買う気になれない。仕立ての良いスーツを着ているビジネスウーマンに会うと、「あ~、私もスーツ使わなきゃ!」と思いそれがストレスになる。そこで、スーツを買う行為を、スーツ代を寄付をする行為に昇華したら、変なストレスから解放され、社会に貢献した気分まで味わえ、一石二鳥になると思ったのだ。
きっかけ2:
先日お世話になった方々にフランス料理を感謝の気持ちを込めておご馳走した。
感謝の気持ちはやっぱり金額の多さにある程度比例するかしらなどと思いながら、あぁ、私って豪気(見栄っ張り)だなぁ、と苦笑い。ふと喜んで払ったこの金額を、寄付するというのもありなのだなぁと思った。おご馳走された方々はもちろん私の心遣いに喜んで下さったのだが、実は皆さん裕福な方々なので、私におご馳走されなくたって、自腹で行ける方々ばかりなのだし。
きっかけ3:
情報源を忘れたが、「女性の政治家の数が少ない理由のひとつは経済的基盤がないことにある。女性が女性を応援するのはよいがその支援者の中に、一人100万円くらいの寄付が出来るような支援者が何人もいないことには状況をなかなか打ち破れない」ようなことが書いてあった。
確かに・・・しかし、何と言っても100万円!!!すみません、私にはとても寄付できません。それに、どうせ寄付の額をあげるのなら、寄付先はもう少し色々考えたいなぁ・・・などとも思ったりして。
そこで、我が家に来ている寄付依頼の郵便振替用紙を3枚ほど郵便局へ持って行った。
ボールペンで必要事項を記入しながら、桁をひとつ上げるという思いつきは、やはりそう簡単にできるものではないことを悟った(苦笑)
それでも、ひとつだけ、いつもよりゼロを足してみた・・・・
お~、清水の舞台から飛び降りる気持ちだ!
深呼吸をして窓口に行ったら・・・・
「あれ、これゼロを間違って多く書いてないですか?」と係員の突っ込みまでついて。
振替用紙には左側の送付用と右側の保管用があるが、左側には思い切ってゼロを足したものの右側にはいつもの金額を書いたのだ。(しなれないことなど、やはりするものではない。)
「すみません、間違えました」と言って、どっちに訂正するかこの期に及んでも迷ったが、ゼロを足したほうにそろえた。
アメリカ人の平均寄付額は日本人の約30倍と言われている。国の成り立ちや文化が違うので単純には寄付の額で社会への貢献の気持ちを図ることは出来ないが、アメリカ人から見ると私が郵便局でうんうん唸っていた姿はこっけいかも・・・・・