【自己紹介1】私の職業は、ちょっとヘン? いや、かなり変......
初めまして。荒木亨二と申します。本日より誠ブログに執筆することになりました。誠ブログではいろいろな業界のビジネスマンが執筆しており、テーマもかなりマジメな感じなので、やや怯えています。というのも、私がこれまで書いてきたブログ『MAKUWAURI ~農家の野菜~』はちょっとおふざけな感じなので......。
まあ、初めてなので自己紹介をします。
・私は本当に「ビジネスコンサルタント」なのか?
よくいろんな人に「ところで......、荒木さんの職業って本当は何なの?」と聞かれ、毎度毎度、答えに窮している。古い友人ですらこのような質問をする。私はその時々の気分でマーケティングと答えたり、コンサルタントと答えたりする。たまにプロデュース業と言うこともあれば、最近はプランナーと名乗ることも多い。
実際、どれもが正解である。一言ではなかなか説明しづらい仕事をしている。最近はもっぱら「ビジネスコンサルタント」で通しているが、本当にそれが一番的確な表現なのかは分からない。某有名女優のダンナさんの"ハイパーメディアクリエイター"よりはマシか? あれは皆目見当がつかない。
・いろんな業界で、いろんな仕事をしていたら、訳が分からなくなった......
私、現在、39歳。俗に言うアラフォー男性。28歳のときに「荒木News Consulting」という個人事務所を設立し、以来、フリーランスとして生きてきた。独立当初は全国展開する老舗書店チェーンの経営企画室向けにマーケティングレポートを執筆したり、MD(商品政策)のプランニングをしたり、SPの企画を練ったりという仕事がメインだった。世の中の潮流を読み、消費トレンドを分析し、消費者にいかに訴求していくかという企画に落とし込む日々......。つまりマーケティング的な仕事であった。
ところがスポットでファッションサイトの立ち上げ時のマーケティングリサーチをしたり、ネイルサロンのコンサルを手掛けるなど、徐々に関わる業界が広がり始めた。するとそれに合わせて仕事の内容が変化していき、やがて中小企業の経営者にPRのコンサルや新規ビジネスの提案業務をするように至り......。
これらを時に同時進行でこなしていたので、ついに自分の職業が分からなくなってしまった、という有様なのだ。
・フリーのコンサルタントは手法もいろいろ
関わってきた業界は多岐にわたり、手掛けてきたことも様々。専門性がないと言えばなく、それは一見弱みのように映るが、今にして思えばむしろビジネスドメインの広さが強みになっているように感じる。どんな業界にも対応できる柔軟性が備わった。業界特有の慣習に左右されない"土台となるビジネス感覚"が生まれた。例えばAという業界はどこに業界としての問題点が潜在しており、そこに属するBという企業はどのような戦略が必要なのかを、客観的に判断する直感が養われた。私がコンサルする場合に心がけているのは、業界の慣習を無視したアドバイスを経営者にすること。そちらの方が私の経験が生きてくるし、また経営者にとってはカンフル剤となるからである。
フリーという立場ゆえ「こんなことやってください」とクライアントからお願いされれば、基本は断らない。よほど経営者のビジネスセンスが合わない限り、断らない。たとえそれが手掛けたことのない仕事であったとしても、である。未知の仕事を引き受けた以上は最高の結果を残さねばならず、試行錯誤を繰り返してどうにかしのぐ。そんなこんなを続けているうちに、知らぬうちに地力がついた。そう思えるようになったのは、ついここ数年のことである。
・やっぱりトレンドアナリスト?
基本は面白い仕事が好き。私にとって面白いとは、消費トレンド分析である。これから売れそうなモノやコトを探り、そのためのSPやMDを練る。あるいは新規ビジネスを立ち上げる。結果として、流通業やサービス業寄りのコンサルが一番肌に合う。長年執筆してきたマーケティングレポートは、クライアント内では「アラキレポート」と呼ばれていた。まず経営者の元へ届け、それが全国に散らばる店舗へと回る。アラキレポートでは近いうちに生まれるであろう社会トレンドや消費トレンドなどを予測・提言するのだが、それが後に現実のブームとして脚光を浴びることに、とてつもない快感を覚えるのだ。
・来年は何をしているの?
毎年、私は奥さんと年末に10日ほどバリ島へリゾートしに行く。そして毎年、日本へ帰るフライトを待つ深夜の空港で、手帖を繰り出して来年のバリ島スケジュールを早々と調整する。その時、いつも奥さんがとても楽しそうに私に言う言葉がある。
「アナタ、来年は何の仕事をしているんだろうね?」
そうなのだ。何をしているのか、私自身も見当がつかないのだ。3年前はネイルサロンを開く話をしていた。2年前はカルチャースクールの企画開発の仕事だった。ビジネスには"流れ"というものがあり、フリーランス的な生き方には"バイオリズム"がある。その時にピンと来た仕事は、とりあえずやってみるのが私の信条。
そして始めたのが・・・無農薬の農業だった!
業界変わりすぎ? 現在、派手なコンサル生活から一変、畑で鍬を持ち、土を耕す日々。「週の半分はコンサル」「週の半分は農業」......。まったく想像もしていなかった不思議な日々が始まった。
(荒木NEWS CONSULTING 荒木亨二)
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