【20%】クリスマス直前、「恋愛」と「就活」の類似性、なんて野暮なことを考えてみる
クリスマスが近づくと、にわかにカップルが増えるというのは、わたしが若かった頃(いつ頃かって? それは勝手に想像してちょーだい)のお約束でした。ま、わたしの世代では、クリスマス、一緒に過ごす彼氏や彼女がいないってのは、寂しく悲しいよねー、みたいに思っていた人も多かったと思います。ところが、今はどうやらそうでもないようですね。
週間プレイボーイ(集英社)編集部が、20~30代の独身男女を対象に行なった「今年のクリスマス3連休を誰と過ごすか」というアンケートによると、「恋人と過ごす」と回答した人は約【20%】だったそうです。
(前略)…本誌取材班が20~30代の独身男女を対象に行なった「今年のクリスマス3連休を誰と過ごすか」というアンケートによると、男性は約半数(46%)が「ひとりで過ごす」と回答。「恋人と過ごす」と回答した人は約20%に留まった。女性も「恋人と過ごす」と回答した人は約38%と半分以下…(攻略)
※週プレNEWS 2011年12月09日付けより一部引用
だからどう、って話でもないのですが、5人に1人ってのは意外と少ないのね、という印象。最近は恋人がいない若者率が上昇しているという調査もありますし。みなさん恋愛に淡泊になっているのでしょうかね。
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先々回の拙エントリ「「就活=恋愛」「就職=結婚」って、いまさらなんだけど、やっぱりそうだよね、って話」。恋愛も就活も、お互いを理解し合うプロセスであって、そこで相思相愛になると、恋に落ちる=内定する、みたいなことだと思う…という持論を紹介しましたが、それに関してFacebookで女性陣から共感メッセージを多く頂きました。コメント転載の許可を頂きましたので、ちょっとしておきましょう。
Hさん:同感です。感覚派の私としては、ときめきました!っていう動機で応募したっていいと思う。企業は志望動機を厳しく聞いてはいけない。僕のどこが好き?どのくらい好き?(笑)一緒に長く楽しく生きていけるかどうかって、別問題ですよね。
Sさん:あーもう、ほんとにそのとおり。わたしは、「なんかそこで自分がいることがしっくりイメージできそう」っていう感覚が大事だと思っています。企業サイドも「こいつといっしょに働いてるイメージが持てる」っていう選択はありだと。
お二人とも少なからずキャリア支援に関わっていらっしゃる方なのですが、就職においても、恋愛と同じく、「ときめいた」「しっくりくる」といった感覚が大事なんじゃないかと。たしかに、相手を好きになるのに理由なんていらないわけで。野暮なこと言わないで、自分の気持ちに正直に突き進んでみる就活というのもアリな気がします。
でも、現実の就職はそんな悠長なことを言っている状況じゃないと、お叱りを受けるかもしれません。「ときめいた」「しっくりくる」で面接が通るなら苦労しないよ、って言われそう。うーん。たしかに。いや、でもしかしですね、周囲の危機感とは裏腹に、就活にいまいち力が入らない学生たちを見ていると、なんだか、就職を巡る厳しい環境とは別次元の力が働いているいるような気がするわけです。
で、上記調査から、最近は何となく恋愛に淡泊な若者が増えているのかな、という乱暴な推測と絡めて考えてみると、就活って、どことなく恋愛に対する感覚と似ているような気もしてきます。まぁ、無理矢こじつけるのも、それこそ野暮な話なのですが。どなたか、「就活」と「婚活」の因果関係を探る調査なんてやっていただけないでしょうかね。。。