【149ドル~】 ウチの子は荷物じゃないってば!
この春から始まった高速道路の週末1,000円乗り放題によって、長距離をクルマで移動することも多くなりました。この夏の盆休みも、東京~名古屋をクルマで帰省してきた友人がいました。週末のサービスエリアはどこも大混雑ですよね。
ところで、そのサービスエリアで最近感じるのが、わんちゃんを乗せたクルマがすごく多くなったってこと。助手席に鎮座してご主人さまの帰りを待っている姿は、ホントに愛らしいです。旅行のときに愛犬をどうするかというのは、ペットオーナーにとっては大事な問題。だったらクルマでいっしょに出かけましょう、ということになるわけです。先の友人も、家族3人+1匹で快適に帰省ドライブしてきたようです。高速1,000円の効果は、経済的に安く上がるということだけではないようですね。
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とまぁ、日本ならこうなるのですが、でっかい国土をもつ諸外国ではどうでしょうか。たとえば米国では、ちょっとした移動や旅行に飛行機を使うのが普通です。いくらクルマ大国、そして国民の数よりもペットの数が多いペット大好き国とはいえ、ペットといっしょの長距離移動は楽じゃないはずです。
当然、飛行機の出番となることも多いわけですが、ペットを入れたケージが座席の下に収まらない場合は、ペットは貨物として預けるしかありません。この場合、乗り心地が悪い、という単純な話ではすみません。貨物室は客室とはまったく違い、気温や騒音などが管理されず、加えて高度が高くなるにつれ、酸素不足の状態に陥ることもありえます。
この窮状を見たオーナーさんが、「愛するペットを荷物扱いするなんて許せない!」と言ったかどうかはわかりませんが、ここに目を付けた新しいサービスが米国で登場し、話題となっています。7月にペット専門の航空会社、その名も「ペット・エアウェイズ」が運行を開始。早くも大人気で向こう3ヶ月、予約で満席状態というから驚きです。
座席(?)は全席ペット専用で、人は乗れません。小型機の機内には、最大50匹のペットが収容できるケージが設置されています。空港にはペット専用のラウンジが用意され、機内にはフライト・アテンダントならぬ「ペット・アテンダント」が同乗。ちなみに飲料水の機内サービスもあるとのこと。現在、N.Y.、シカゴ、L.A.、ワシントンD.C.、デンバーの主要5都市を結び、およそ週1便を運行しています。料金は【149ドル】~で、ペットの大きさや移動距離などにより変動するそうです。同社の公式ホームページで予約ができますが、ペット便の予約と同時に、人(オーナーさん)便の予約やペットが泊まれるホテルの手配なども可能で、何とも気が利いてます。
日本で同様のサービスをイメージしてみると…新幹線にペット専用車両登場の方が現実的でしょうかね。いずれにせよ、今後はペット向けの新サービスが続々出てくるのではないでしょうか。。。
ニュースソース・引用元
※Pet Airways
※nikkeiBPnet 2009年8月26日