【330.1枚】 強制すればするほど進まない気がする、レジ袋削減
レジ袋削減で地球温暖化をストップ!・・・スーパーにでかければ必ず目にする、こんなフレーズ。いろんな対策が施されていますが、なかなか進まないのが現状のようですね。大垣共立銀行グループのシンクタンクである共立総合研究所が先頃まとめた「レジ袋に関する意識調査」で、気になる結果が出ています。調査対象は、愛知・岐阜・三重・滋賀の主婦750名です。
- レジ袋有料化に「反対」は、全体の7.8%
- レジ袋有料化について、「当然のことであり賛成」と回答した人は、
(最低)20歳代:28.8% ~ (最高)60歳以上:46.5% と、年齢が高いほど多い - レジ袋有料化について、「少々不満は残るが仕方がない」と回答した人は、
(最高)20歳代:61.5% ~ (最低)60歳以上:43.7% と、年齢が低いほど多い
大半の主婦が、レジ袋の有料化に肯定的。では、積極的に賛成かといわれれば、年代によって意識に違いがあるという結果となったようです。「買い物をすれば袋がもらえる」のが当然の若い世代にとって、レジ袋がもらえないのは困るけど「仕方がない」。一方で、買い物かごが普通だった時代を経験している世代には、レジ袋の廃止にも抵抗感が少ない。そんな印象を持ちました。ちなみに我が家の主婦に聞いたところでは、「う~ん、賛成だけど、生ものを買うときは、レジ袋ほしい」との回答。そうか、そうなんですね。
ちなみに、一人あたりがスーパーでもらうレジ袋の枚数は、年間で【330.1枚】になるそうです(同調査)。スーパーで1枚もらう時には正直何も感じませんが、年間一人あたり【330.1枚】という枚数を聞くと、なぜかちょっと反省してしまいました。みなさんはいかがでしょうか?
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こうした取り組みを見るときによく思うのですが、人間誰でも、強制されるとやりたくない、そんな心理ってありますよね。「勉強しなさい!」って言われると、本当にやろうと思っていても、やる気が萎えてしまう、みたいな(すみません、自分のことでした)。「・・・ねばならない」となると、なかなか進まない。大事なのは、自分の意志で「・・・したい」と思わせること。どこかのコーチングの本に書いてあるような話ですが。レジ袋で言えば、「地球温暖化だからレジ袋はやめようよ」と言われても、「面倒くさいし」「今持ってないし」「タダでもらえるし」「生ものだし」と、人それぞれ、いろんな理由をつけては、ついレジ袋をもらってしまうわけです。
オシャレな街・パリでは、買い物をする時はマイバッグが普通らしいですね。それも人それぞれ個性があって、バッグを楽しんで使っていると聞きました。エコを楽しむ・・・そんな意識を持っているからかどうかはわかりませんが・・・日本でも最近、ベネトンで、また無印良品で、安価で気の利いたマイバッグが売れているそうです。温暖化と言わてもピンとこないけど、ファッションって言われると急に気になるはず・・・そういえば、多くの女性は、アパレル・雑貨店などで買い物をしたときにもらえるショッピングバッグを捨てずに取っておきますよね・・・「捨てたくない」「見せたい」「おしゃれ」「使いやすい」「安い」「自分らしい」と思えるようなマイバッグが、どんどん街にあふれてくれば、レジ袋は、いつの間にか必要なくなるんじゃないでしょうか。まだまだ理想論の域を出ていないかもしれませんが。。。