『相手に伝える』事が重要 ~デジタルデバイドから考える~
先日、シロクマさんの『社内用語の危険性』のエントリーを拝見して
自分も同じ事を考えました。自分の場合は『デジタルデバイド
(情報格差)』、主に社外の方とのコミュニケーションを取る場合を
切り口に、エントリーをしたいと考えております。
皆さんの中には、客先に言った場合、IT・ネット用語をカタカナで
活用している場合はないでしょうか?相手が情報システム部門
の方であればいざ知らず、現場社員及び知識が薄いであろう
上層部の方にこのカタカナ用語を使うと印象をあからさまに悪くして
しまう可能性があります。自分なりに今まで必要以上にカタカナ用語を
乱発する人を見て何故活用するのかを考えると以下の3つに分け
られると思います。
■自分の意見に自信がないためカタカナ用語を乱発し、相手を
煙にまく。
■自己満足(自分はこれだけ知っている)のためにカタカナ用語を
乱発する。
■普段カタカナ用語を頻繁に活用している為、自然に言葉がでて
しまう。
最初の2つは論外として、3点目の普段からカタカナ用語を連発
してしまう習慣ができている場合、社外のお客様に対しても同様の
発言をしてしまうことがあります。
結果としてIT業界以外の方にとっては以下のような疑問を
持つことが多い印象を受けます。
『日本語で言えば分かりやすいのになぜ、カタカナ用語を乱発
するのか』
『カタカナ用語で何をしゃべっているのか分からない』
小生もIT業界に初めて身を置いた時にはカタカナ用語の連発に
疑問を持ったイメージがあります。
さらに進むとIT用語の専門性はもちろん、会議の際に『アジェンダは?』
資料を作った際に『エビデンスは?』、挙句の果てにプレゼン中は
『プロパガンダは?』というように、普通に日本語で話せば通じる
のに何故カタカナ用語というケースも見られます
普通の日本語用語もカタカナ用語、IT用語についてもカタカナ用語、
最近は徐々に浸透していると感じるものの、ITに関する部門に所属
する人にこの話をすると暗に嫌がれます。特に中堅クラスの社長
の場合ワンマン社長が多く、もしカタカナ用語に詳しくない人の場合、
こちら側が一言でもカタカナ用語を話そうものならそれだけで印象
が悪くなってしまうこともあります。
重要なのは相手にわかる言葉を伝えること、相手とのコミュニケー
ションが大切なのではと思います。
例え、提案が良くても言葉の一つで相手の印象を悪くしてしまうこと
それはとてももったいないと思います。
一番大切なのは相手に伝えることなのですから。。。