米国新マーケティングの新手法『エンゲージメント』とCGMへの展開の可能性
本日、携帯にてmixiを眺めていたところ注目できるトピックス
がありました。2006年春、米広告調査協会(ARF:Advertising
Research Foundation)が新しい指標として『エンゲージ
メント』がある旨の記事でした(参照記事)。
同記事によるとエンゲージメントの定義は以下の通りです。
【エンゲージメント定義】
ブランドのアイデアを、その周辺情報によって補強し、活性化
するもの
また記事ではエンゲージメントについてブログとSNSが軸に
なっているというコメントもありました。
現在のアメリカのクチコミ・マーケティング業界では、ブログやSNS
(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など、消費者が作成
するメディア(CGM:コンシューマ・ジェネレーテッド・メディア)内で
語られるクチコミ情報が、エンゲージメントを測る中心的メディア
であることを提言している。
ただし、エンゲージメントの効果を図る測定方法はまだ確立されて
おらず、現在模索中でありますが・・・。
あくまで私見ではございますが、エンゲージメントとは
『バズマーケティング』に近いものと捉えております。ただし、
広告的なバズマーケティングを活用すると消費者から逆効果の
イメージを与えてしまう可能性もあります。
日本でも『広告』という概念ではなく、企業側のPRとしてCGMを
活用するケースが増えております。
これまでは、P&Gの『パンパース』、ナイキジャパンの『エアプレスト』、
また身近なところでいくと宮崎映画の『千と千尋の神隠し』など
スポット的なエンゲージメントといえる活動が行われてきました。
しかし、最近ではエンゲージメントに関するサービスを提供する
事業者が増えていると実感しております。
まだまだ始まったばかりのビジネスではありますが、『広告』
という形ではなく、商品をPRしたい事業者、及びCGMインフラを
持つ事業者にとっても自らがビジネスを仕掛けていく新しい
ビジネススキームになり得るのではないでしょうか。