アスクル(ASKUL)とヤフージャパン(Yahoo!Japan)で抗争勃発。会社は誰のもの?勝てば官軍?ロハコ(LOHACO)の行方は?
どーも、41歳フリーターの秋山大志です。
毎日雨かパッとしない天気で鬱になりますよね。
そんな中、こんな香ばしいニュースが飛び込んで参りました。
ヤフーとアスクルでバトル勃発 「業績悪いので社長退任を」「だが断る」 背景にある「LOHACO」問題赤字が続いているLOHACOが焦点になっています。
[観音崎FP,ねとらぼ]
最近、企業経営の主導権を争う内部抗争がよく話題にあがっていますよね。
今回、Yahoo! Japan(ヤフージャパン)とその子会社であるASKUL(アスクル)の間でも、アスクル創業者で現代表取締役社長岩田さんの再任を巡る対立が表面化しました。
最近では、LIXIL(リクシル)の創業家と、その創業家に振り回された上に無能の烙印を押されて一旦身を引くと表明したものの、経営の主導権を巡るプロキシバトルで一矢を報いた工具のアマゾン創業者でもある瀬戸さんとのバトルが世間を騒がせたのも記憶に新しいですね。
リクシルの件は、結局「会社側」提案の取締役候補案の一部が否決され、瀬戸さん側が勝利したわけですが、ちょっと気にかかるのが「会社側」提案をまとめた経営企画等の事務方は株主総会後にスムーズに新体制に移れるもんなんでしょうか?
ちなみにリクシルの広報は会社寄り一辺倒なリリースを出したり、マスコミにコメントしたりせず意外とフラットだったように思いますが、アスクルさんはめっちゃ会社寄りなリリース出してますね。。精神論語っちゃってるし。。
ヤフー株式会社からの社長退陣要求に関する当社意見と提携解消協議申入れのお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000021550.html
と、思ったら誰かが現代ビジネスにタレ込んだ(リークした)から上記のリリース出したようですね。この辺はヤフー側の工作の臭いがしますね。広報が絡んでいるかは分かりませんが、プロキシファイトでこのリークで得をするのは誰かって考えたら。。
本日の一部報道について2019年7月17日 09時54分
アスクル株式会社
本日の「現代ビジネス」において、ヤフー株式会社と当社との経営権に関する報道がなされておりますが、当社が発表したものではありません。
なお、開示すべき事実等が発生した場合には、速やかに公表いたします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000021550.html
そもそも、会社って誰のものなのでしょうか?
一般的な株式会社であれば、
「株主」「顧客」「従業員」「地域社会」「取引先」
などが代表的なステークホルダーと言われますが、昨今の騒動を見ていると「経営者」が顧客や地域社会に対する企業価値を上げるということでは無く、自己の保身のために「株主」の一部と戦い、一般の従業員や取引先をも巻き込んで、社内の意気や会社のブランドを下げ、消耗して行くケースが多いように思います。
勝てば官軍とも言いますし、太古の戦さのように勝った部族が負けた部族を一族郎党皆殺しなんていうことにもならないと思いますので、勝敗が決した後は遺恨を残さず気持ちを切り替えて、会社を良くして行くためにお互いに協力して、、
なんてこと無理ですよねー。
下々の一般平民の従業員は上のゴタゴタは関係無いとして、経営企画とかの旧経営層と近いところで動いていた上層部のヒトは殿が変わったら結構粛清更迭されるんじゃ無いかなーって妄想しちゃいます。
企業だけで無く国の場合も同じで、民主党が政権を取った際も、自民党政権で活躍していた官僚の一部は一旦梯子を外されたり、自ら出先機関に出向して身を隠して、自民党政権復活後にまた復権したとも聞いたことがあります。本来は何党が政権を取ろうが、誰が総理になろうが、この国の未来を良い方向に導いてくれればいい訳で、選挙に勝つために醜い非難の応酬をしたりするのはなんだかなと思うわけですが。そんな自分の自分たちの保身や取り巻きを作るためだけにあれこれ立ち回る政治家は要らないわけです。
そんなこんなで、参院選もこの日曜日に結果が出ますが、会社は誰のものということと同じく、国は誰のものか、ということを政治家、官僚、メディアの人たちには考え直してもらいたいものですし、有権者はきちんと権利を行使して自らの態度を表明すべきと考えます。
というわけで、皆さん、選挙に行きましょうねー。
特に若いヒト!