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企業の広告担当15年の現場から儲かる広告とITについて本音を漏らしながら紐解いていきます。

Brandingは誰の仕事?

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さて、Brandingのお話です。


マーケティング、特に広告をやっているとBrandingの話には関わらざるを得ませんが、実際にできるチャンスは中々少ないものです。

ここでいうBrandingとは、「製品・サービスや企業に新しいブランドイメージを植えつけること」とします。
ロゴ規定や色指定、行動規範など「従来のブランドイメージを守る」ための Brand Managementとは別の話です。



【ブランドイメージはどうやって作られるか?】

ブランドイメージとは「良い意味でのレッテル」と言い変えるとわかりやすいです。
レッテルとは「貼られるモノ」で、「他人にレッテルを貼られる」という使い方はしますが、「自分でレッテルを貼る」とは言いません。
「誰かにレッテルを貼られる様にする。しかも良い意味でのレッテルを。」というのがBrandingになります。

こうした「レッテル」を貼るのは誰か?
断言しますがもっともレッテルを貼るのが得意なのはメディアです。

TV、新聞などの一般メディア、専門誌、オンラインメディアも含め、すべてレッテルを(意識的にも無意識的にも)記事の対象者に貼っています。

たとえばIT業界で「IBM」という大きな企業があります。
ご存知の通り、IBMは非常に先進的な企業で、製品・サービスも信頼性があり、業界のリーダーと言えるポジションを占めています。

しかし「IBMはすごい」という人の内、その製品・サービスを実際に使ったこと、体験したことがある人は非常に限られています。
メインフレームのソリューションや、BPOなど、一般の社会人にはほぼ体験出来ない製品・サービスが多く、実感してもいないのに感じるブランドイメージ。

こうしたイメージの出どころは大きく2つです。

1つは信頼できる人間からの伝達。
もう一つはメディアにその分野の「専門家」「先進企業」として企業が登場する場合です。

この2点に共通するのは「信頼できる情報ソース」であること。

「信頼できる情報ソース」で「良い意味でのレッテル」が貼られることが「Branding」です。

ちなみに信頼できる人間ですら自分で体験することは(特にB2Bに於いては)非常に稀です。
信頼出来る人の情報ソースを手繰るとメディアに行きつくことが多々あります。

こうしたメディアに対し、自社や製品・サービスを正しく・好ましくポジショニングする様に働きかけることがBrandingの第一歩として選択すべき事です。

従来Brandingは宣伝部門がその責務として行っていましたが、本来は広報・PR部門が率先して行うべき役割と言えるかもしれません。

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