『丸投げ』をやめてみる勇気
「無印良品」ブランドで知られる良品計画は、基幹システムをITベンダーに頼らずに
自分たちで作ったというお話を聞きました。
◆基幹システムの内製化で見えた,
従来システムの課題と戦略的IT部門の形--良品計画 小森 孝 氏
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090127/323543/
基幹システムに限らず、「できないことは業者に頼む」ことは一般化していますが、
そこにいい面と悪い面があるのかもしれません。
このお話を聞いたときには、ITベンダーを中心とする勉強会の場だったのですが、
プロフェッショナルのみなさんから見ると頼んだ側の依頼主に全幅の信頼を
寄せてもらうことはいいことだとしても、「丸投げ」ではできあがらないのだという
話題がでました。
私のしごととも同じことが言えるので、心のどこかで「そーそー!」と熱をもって
その議論に参加していたのですが、私流に言えば経営者が会社の人や組織に
関わることの丸投げをすることは、「いい塾に高いお金を出して行けば、うちの子は
いい子に育つ!」と言っている親のように見えるのです。
確かに外側からのの愛情を受けることもできますが、本当に得たい愛情は
家族のなかにあるんですよね。
社内教育って、本当に大切なことだと思うのです。
余裕もお金もあった時代からしばらく経って、景気が下降したことをきっかけに
いろいろなことが見直し始められています。
実際に弊社のお客様も「これまでにコンサルタントやいろいろな研修をやったけど
なにかが違う」というところが入口でご連絡をいただくことが多く、よくよく話を
聞いてみると「丸投げだった」という要素がたくさんあるんですよね。
そこを受け止めていただきつつも、社内にある優秀なリソースを屈指して、
会社の未来を作り上げてゆくことを一緒に考えています。
捨てたもんじゃないんですよね。
どこの会社にも、何かしらの底力が眠っている。
そういうのを発見した瞬間、お客さんと一緒にまたさらに愛情が湧いてくるんですよね。
プロに依頼するというのは素晴らしいことです。
しかしそれでは、プロの使い方がアマチュアなのではないでしょうか?
リードしてゆくのは自分自身。
ちょっと勇気が必要かもしれませんが、未来は自分たちの手で創り上げるのですよ。
全ての組織が。
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