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エクゼクティブコーチング・リーダー育成の現場から、思ったことや考えたこと、学んだことをつれづれなるままに発信してゆきたいと思います。リーダーなんてなりたくないという声も聞きますが、リーダーはカッコイイ!。一人一人がリーダーシップを持つ世の中の実現のために取り組んでいます。

帝王学の歩き方:必要な「十思」と「九徳」

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「帝王学 貞観政要(じょうがんせいよう)の読み方」は、「貞観政要」の簡易的な解説版というところでしょうか。
しっかり読んでみたいという気もしますが、歯が立つ気がせずに全く手が出ない。
晩年のお楽しみというのは単なる口実で、やはりしっかり学ぼうとされる方は手に取られるのだろうか。でもまずは簡易版からと読み続けています。


魏徴は、統御への基本的心構えを「十思」「九徳」の二つとしている。

まず、「十思」から記そう。
「欲しいと思うものを見たら、足ることを知って自戒することを思い、大事業をしようとするときは、止まることを知って民の安楽を思い、高ころびしそうな危ないことを思うときには謙虚に自制することを思い、満ち溢れるような状態になりたいと願望が起これば、老子の「江海の能く百谷の王たる所以は、其れの善く下るを以てなり」で、満ちあふれる海はすべての川より低いことを思い、盤遊(遊び)したいと思うときは、必ず限度をわきまえ、狩りの時「三駆以て度となす」すなわち一方に逃げ道を用意してやるのを限度とすることを思い、怠け心が起こりそうだと思えば、始めを慎重にして終わりを慎むことを思い、自分の耳目を塞がれているのではないかと心配ならば、虚心、部下の言葉を聞くことを思い、中傷や讒言を恐れるなら、まず自ら身を正して悪をしりぞけることを思い、恩恵を与えるときは喜びによって賞を誤ることがないように思い、罰を加えようとするときは、怒りによって重すぎる罰にならないように思う。」

今の時代で言う所の、リーダーのコンピテンシーと言いますか、チェックリストとも言えるような10のマインドセットです。

現在企業の役員や管理職に行われる360度フィードバック(サーベイ)は、行動(パフォーマンス)の評価のみならず、そのリーダーの精神的な成熟度にも着目されるようになりました。例えば、「ビジョンを語る」という行為を取ってみたとき、社長や役員から評価されたいからその行為をすることと、企業の目的でもあり、自分の成し遂げようとする意思が企業の業務を通じて行われることのためにビジョンを語るのとでは源泉が違っていてそのリーダーに関わる人たちはたとえ無自覚であっても影響されるからです。平たく言うと、その違いがリーダーの品性であり、周囲の人はちゃんとその源泉に気づくことができるからです。

「なぜ、部下とうまくいかないのか」著・加藤洋平
発達心理学をわかりやすく解説している一冊です。リーダーの心の成熟についてお勧めの一冊です。

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