「上司なんだから~すべきだ!」
みなさんにとっての上司はどなたでしょうか?
ご自身がトップだという方においては、言われる側ですね。
先日「上司なんだからもっと話を聞くべきだ!」ともの凄い
怒りのエネルギーを発散させながらで話している女性がいました。
(女性は上司に厳しいものです・・・!!特に若くない女子は・・・笑)
聞くところによると、上司は「○○さんが自分で考えてやってよ」
「○○さんの好きなようにやってもいいんだよ」と自主性を発揮
させてくれそうなことをいいつつも、どこか責任逃れをしている
ようにみえるのだそうです。
それは、メールの返事や感心の低さからどうやら伝わっているようです。
もう、そうなったら悪口は止まりません!
私はサラリーマン時代の自分のことを深く反省しながらも
(ほとんど同じテンションだったのだろうと思います・・・恥)、
話している内容だけではなく彼女そのものを見ながら、
・ 不安
・ 孤独
・ 誰かを頼りたい
・ 失敗したら自分のせいになるの!?
など、上司や組織に対する気持ちを感じ始めました。
サラリーマン時代の私も、同じように感じていたのかもしれません。
これをコーチングで学習したときにはニーズと名付け、気が付いたら
何かの形で解消(解決)することをひたすらやりつづけました。
たとえば、こういった場合であれば自分の不安な気持ちを話してみるなど。
人は後ろ盾があるからこそ勇気をもって前に進めるのでしょう。
しかし、近年では上司側にも経験や知識がない業務体験が多く、
上司側もCMの佐藤浩市さんのように、カッコいいコメントひとつ
も残せないことが多いものです。
上司も部下もどちらも同じように不安なとき、部下は上司の不安について
考える余裕がありません。
そんなときは、失敗についてすこし安心できる声掛けをすることや、
君だけに責任を負わせないという姿勢がほしくなるものです。
部下を安心させるために自分がサポートできることを考えてみては
いかがでしょうか?
これは、家庭内でも同じことです。
・大人なんだから!
・父親・母親なんだから!
・先生なんだから!
そういう場合には、どこかにしら不安があるのかもしれません。
余談ですが、私の父はかつて中小企業の経営をしていました。
今では仕事のことでは安心する日などあったのかと思いますが、
よく鼻歌でクレイジー・キャッツの歌を歌っていました。
呑気なように見えますが、そても父のやり方だったのかもしれません。
(文責:上田雅美)