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2006.7.17号の日経ビジネスによると、最近、運動会や、社内行事、社員食堂、独身寮といった一昔前の伝統行事や、福利厚生施設を充実させる企業が増えているとのことです。
我社も、「人と人のつながりに投資しよう」というスローガンのもと、月1回の社員懇親会等、同様な施策を実施しています。

私が以前勤務していた会社では完全にフリーアドレス化され、自宅やどこにいてもネットワークを通じて社内のリソースにアクセスでき勤務時間も労働場所も自分で管理する職場環境でした。
コンサルタントという職種ということもあり、非常に効率的に知的ワークを進められ非常に快適な職務環境ではありましたが、組織としてのチ-ムワーク力には疑問をいだいていました。
ラインマネージャになっても部下がどこで何をしているのかつかめず、Team Meetingを意識してセットしないと(会議室使用は時間により部門にコストとして課金されます)平気で1ヶ月以上顔をあわせない組織が存在してました。

米国においても人と人のつながりに投資しようという考えを「ソーシャル・キャピタル・マネジメント」(参考本はこちら)といい、合理化一直線の経営から、いわゆる一昔前の日本企業の社員の家族的なつながりを促進する施策に投資して、結果的には生産性向上を目指すやりかたが注目されています。時間と空間の差を感じさせないITインフラが整備され個人のスキル管理がしっかりとされ、最適なチーミングと労働環境が提供されていても、やっぱり、一緒に仕事をする相手はスキルより気心しれた仲間の方がやりやすいし、喫茶コーナーでの会話に代表されるなんでもない時間を一緒に過ごすことが連帯感を生んで、仕事の生産性を向上させるといった、当たり前といえば当たり前の「場」が重要なのです。

個人・家族と会社は一心同体といった戦後の高度成長時の日本企業経営カルチャーまではいかがなものかと思いますが、日本企業が強みとしていた社員のつながりを促進する施策は、この時代だからこそ有効ではないでしょうか?

watahiroki

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渡部 弘毅

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Quality Service Provider日本テレネット(株)にてビジネスコンサルティングおよび新事業や新サービスの企画立案に従事する。

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