« 2006年1月12日

2006年3月28日の投稿

2006年4月1日 »

ネットを活用した新しいメディア、たとえば新聞に代わるデイリー情報誌や、ターゲットを絞り込んだカテゴリー雑誌に代わるもの、が最近増え、新聞の購買数が減り、ネット情報配信メディアが取って代わるといった記事も多く見られるようになってきた。

我社でもあるカテゴリでのデイリーネットメディア事業を進めようというプロジェクトを進めている。通常新しいメディアをつくるにあたっては、メディアのコンセプトを決めて編集方針や内容を決定していく。雑誌創刊と同様な検討会のステップを踏んできた。

が、最近読んだ「ウェブ進化論」(著書:梅田望夫氏 ちくま新書)で、少し考えを改めなければいけないか、と感じるようになった。

梅田氏は、YahooとGoogleを比較して「Yahooはメディア、Googleはテクノロジー」という解説をしている。つまり世の中の全ての情報を整理しつくすことを目標としたGoogleはメディアとしてのコンセプトや読者にあるライフスタイルを提言したりすることはしない。一方メディアとしてのネットを追求するYahooは編集長始め、伝統的なメディア編集のスキルをもった人材を集めて、IT技術は駆使するものの人手の介在を必要とした情報編集作業をしてる。Googleは人手を介在した編集をせず徹底的にコンピュータでの情報編集にこだわる。したがって、既存メディアのスキルをもった人材は必要なく、コンピュータエンジニアが存在すればいい。

どちらがいい、悪いという論議はするつもりはないが、ネットの特性を考慮すると、Googleのアプローチの方がトレンドにあっているように思える。
選ばれた数少ない書き手から発信する既存メディアではメディアとしてのコンセプトや編集方針が重要だが、ブロガーを始めとする無数の生活者や世界中のニュースを編集対象とできるネットメディアでは、情報整理屋に徹底することがコンシューマのニーズにあったネットメディアのあり方のような気がする。

いずれにせよ、新しいネットメディアをめぐる事業機会が増えていることには間違いない。もっと脳に汗かかねば。。。

watahiroki

« 2006年1月12日

2006年3月28日の投稿

2006年4月1日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

渡部 弘毅

渡部 弘毅

Quality Service Provider日本テレネット(株)にてビジネスコンサルティングおよび新事業や新サービスの企画立案に従事する。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2011年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
watahiroki
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ