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私はこれまで著作権を軸にした「情報モラル」教育の延長として、地域に根ざした「情報モラル都市宣言」を推進してきました。こうした中、4月19日(土)に「アジア知的財産フォーラム in KAWASAKI」というイベントが開かれます。「知的財産への取り組みで地域が変わる」という観点に立って、川崎市長、那覇市長が出席して「知的財産モラル先進都市宣言」がなされ、両市長を交えたパネルディスカッションも行われます。また、中国・瀋陽、韓国・富川、ベトナム・ダナンからも市政府関係者が集まり、各地域での取り組みについて報告がされます。
ここでいう「知的財産」は幅広い概念を含んでいます。例えば、川崎市は、地域にある研究所が生み出した特許の有効活用を考えているようですし、各地の都市には、そこに住んでいる人にとっては当たり前すぎて、自分たちではその魅力に気づいていない文化や風習や食生活など、潜在的なコンテンツがあります。これらを発掘し、新たな創作を加えデジタル化し、情報発信することで「知的財産」として活用ができます。
「知的財産モラル先進都市宣言」は、地域社会が、知的財産を大事にすることで、眠っているコンテンツを掘り起こし、もっと大事にして、他の地域(東京を飛び越えて世界)に知ってもらう努力をしましょう、というコンセプトを表しています。川崎市のような都市型地域であれば、休眠特許の有効活用などに軸足が置かれるかもしれません。地域が、それぞれの特徴を生かした方法を考えればいいと思っています。
「情報モラル都市宣言」を推進してきた私は、このフォーラムの中で、皆さんの発表やパネルディスカッションの後、フォーラム総括・講評を行うことになっています。私が長年関わってきた著作権、ひいては情報モラルをベースにすれば、中央集権的ではなく地域を中心に据えた、今よりもっといい社会が創出できるのではないかと考えています。このことについては、追々書いていきたいと思います。
なお、川崎市でのフォーラムについて詳しい情報は、http://www.asia-chizai.com/index.htmlをご覧ください。
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