来週の金曜日二時半から秋葉原UDXで開催します。インフォトップのPuBooks、SeeSaaのforkN、既存の出版社や電子書店とはちょっと違った電子出版のかたちをご紹介します。講演者によるディスカッションも面白いものになると思います。飛び込みで有名作家からのサプライズメッセージも予定しています。まだ席がありますのでぜひお申し込みください。また興味ある方への拡散もおねがいします。
Kindle Fireが今日の午後届いた。アメリカの友達が買ってUS Amazonのアカウントをつけて送ってくれた。ありがとうWilfried。さっそくいろいろ試したみた。いろいろな噂話を聞いていたのでどうかなと思っていたが、簡単にbookendアプリを入れることができた。Adobe Readerもいれて、PDFもEPUBも問題なくみることができた。フォントがストローク系のものが入っていてEPUB(フォントを持っていない)ファイルを表示したが、最近の電子書籍端末やIPADのアプリと比べて見劣りがする。やはりEPUBにはフォントを入れるのがデフォルトかも知れない。話題のSilkブラウザーはそれなりにさくさく動いている。見るサイトによって速かったり遅かったりするのはクラウドでの処理に差がでるのかと思われる。ぼくの使い方ではまったく問題ない。3GでないのでWiFi環境でしか使えないのが残念。メールはブラウザーでGmailを見たがこれも問題ない。
ただし(完全にIPADに甘やかされているぼくには)Kindle Fireの完成度はIPADには遠くおよばない。仕事上そして個人の興味から早速入手したが、Kindle Fireを常に持ち歩く気にはならない。多くの人が言うように7”ディスプレイというのはリフローする文字系コンテンツを見るにはいいが、雑誌などのレイアウトされたコンテンツ(たいていIPADのサイズに合わせてデザインされている)を見るには小さすぎる。ここらへんが一番今後の課題となるだろう。
手にもった感じは非常にいい、裏が手になじむラバーっぽい樹脂でできている。小さい分、重い感じがするが、片手で持って読書するには問題ない。まだこれからいろいろいじってみる。いずれにしても、これまで出ているAndroid系のタブレットの中では秀逸なできだと思う。とは言ってもぼくはIPAD2を24時間手放さない生活を続けているので、あまりAndroid端末をちゃんと扱ったことがないのでフェアーな評価ではないかも知れない。
いろいろな写真をFacebook
に投稿したのでそちらをみてください。写真に説明もつけています。
何度目かの”電子出版元年”も2年目を終えようとしています。出版業界全体がこれだけ”電子出版”を考え、実践したのは初めてだと思います。そして2011年秋、Webを中心に活躍している2つの企業から新しい電子出版への取り組みを見せる電子書店が誕生しました。 PuBooks と forkN です。
今回アイドックはこの2社との共催で出版業界に吹く新しい風を読み、”電子出版”3年目を占うミートアップを開催いたします。特別セッションとして、フリーライターの野本纏花(まどか)さんをお招きして、急激に広がっているフェースブックを例に、書籍や雑誌の新しい販促手法を、ケーススタディを交えてご紹介いただきます。
本メールをご受信の方、新規ご登録の方およびお連れ様を無料にて特別ご招待させていただきます。 皆様お繰り合わせの上ご来場ください。
セミナー内容
1. ごあいさつに代えて ~電子出版の新たな時代:DRM進化論~(仮題)アイドック株式会社 代表取締役 成井 秀樹
2. ”ブックアフィリエイト”-新たな販促手段で電子出版を加速する電子書店”PuBooks”の取り組みとご紹介(仮題)株式会社インフォトップ PuBooks事業部 事業部長 平賀 亮
3. 誰でも簡単に作れる・売れる・共有できる、新しい時代の電子書籍サービス”forkN”の取り組みとご紹介(仮題)新規事業開発部部長 長村 新
4. facebook活用術 - SNSで本を”売る”には -(仮題)フリーライター 野本 纏花
5. パネルディスカッション:電子出版2012:新しい”カタチ”と新たな”収益モデル”~3年目を占う、担当者のための電子出版カンファレンス~ 上記4名 + モデレータ
Steve Jobs自伝読まれましたか?ぼくも読みました。公開されたスティーブの妹モナ・シンプソンの追悼記も重なって、最後のほうはさすがにウルウルしてしまった。何といっても最後までスティーブはスティーブであったということを知って少しホッとした。短気で怒りやすく、理不尽なことを押し通した人生は最後まで変わらなかった。誰も弱気で優しいスティーブなんか見たくないよね。
ところで、もう一つのアップル本がある。「アップル・コンフィデンシャル」著者はOwen W. Linzmayer、1980年代からMac系の書籍や雑誌に執筆しているライターだ。1999年に初版が出て、2004年に改訂版が出ている。本書はその日本語版だ。日本版にはLinzmayerの書かなかったiPod誕生のころが加えられているが、それは蛇足として飛ばしてかまわない。アップル誕生の1971年から1998年ころまでの間のアップルの軌跡が丁寧に語られている。1998年はスティーブがアップルに戻ってきて、MacのOSをネクストベースのものに変えようとしている最中だがまだOSxとしては完成していないころだ。
IsaacsonのSteve Jobsはスティーブに認められた唯一の公式自伝だということが売りだが、その分スティーブの呪縛に陥っているような気がする。スティーブは干渉しないと明言したそうだが、そうは言われても彼ほどの強烈な性格を持つ男の人生を生前に書くというのは全てのことが生々しすぎて難しいものだ。インタビューした多くの人たちもまだ若いし本音で語られないことも多かったはずだ。その点で、Linzmayerの本はスティーブのインタビューももちろんないし、あくまで客観的な事実を元に書かれている。iPodもiPhoneもiPadも出てこないので華やかさに欠けるが、その分アップルの本来持っている純粋な本質を捉えているようだ。
アップルファン、スティーブファンに限らず、1970年代から80年代にかけて起きた奇跡のようなPCの誕生というムーブメントをぜひ共有して欲しい。なお本書は版元で在庫がなく、重版中である。今週には書店に並ぶしAmazonで買うこともできる。
音楽、ビデオ、書籍、雑誌、新聞、ジャンルに拘らずメディアの電子化を考えるとき、単に媒体が変わることと捉えると本質を見誤る。電子化されたメディアがどのように広がっていくかがことの本質だ。CD、DVD、紙など物理的にパッケージされていたメディアが電子ファイルになってネットの雲に流されたとたん、それまでとは全く違った世界が始まる。
上の図は雑誌を例に今後10年の推移を想定したもの。紙媒体の雑誌は急激に売上を減らしている。一方電子雑誌が始まりつつあるがその売上は紙媒体の雑誌の落ち込みを埋めることができない。ビジネスを続けるためにはメディアだけの販売では足りず、その他の商材を加えなければならない。この図では音楽がすでにそのステージに達していることを示している。CDやDVDの販売は減り続け、音楽産業はすでにその軸足をコンサートやイベント、映画やテレビとのタイアップ、物販などに移している。
出版系メディアにとって音楽メディアのたどった道はよい参考になる。以前、紙系の出版物と音楽は違うと思っていたが、最近のソーシャルメディアの広がりを見ると、出版系メディアも基本的に音楽と同じ道をたどると考えるようになった。電子化された雑誌は急激に広がるだろう。膨大な電子化された雑誌系コンテンツが分解されネット上に溢れる。問題はその中で有料で出版社または著者に収益として還元されるものはそんなに多くないということだ。10年後、2020年の段階で2−3000億円といったところが大方の予想だ。紙媒体の雑誌はもっと落ち込むと思われるので電子雑誌はその落ち込みをカバーすることができない。何が問題なのだろうか?
音楽の場合、電子化されたコンテンツは無数のファイルとなってクラウド上を漂っている。その量はCDなどにパッケージされていたものに比べて、比較にならない膨大なものになっている。ところが有料で販売されレーベルや作曲家、作詞家、歌手、演奏家に還元される金額は急激に減っている。数十曲がCDにパッケージされ2−3000円で販売されていたものが、一曲当たりの販売単価は数十円になっているだろう。ITunesなどでは100円前後で売られているが、それ以外に月額数百円でダウンロードし放題のサービスなどや無料のサービスも含めると曲当たりの平均単価は落ち続けている。ネット上にはこれら正規のもの以外に違法の取引がいまだに大きな部分を占めていてそれらは当然なんの収益にもなっていない。ネット上を漂う有料無料、正規非正規のコンテンツは膨大な量になっているにも拘らずそこからの収益は非常に限られている。
(前回からのつづき)Mail、Twitter、Facebook、Blogなどによる個人レベルでの情報発信または情報交換が出版というものの姿を大きく変えていく。電子化されるということは従来のパッケージの概念からの独立を意味する。音楽の世界ではLP、MD、CDなどのパッケージに押し込められていたものが電子化されることによって、解体され独立したコンテンツとしてネット上に漂い始めた。今でもアルバムとしてのパケージに意味のあるものもあるが、Anthologyとしての価値でしかない。
いずれ書籍や雑誌や新聞も音楽のようにパッケージが解体され断片的な情報としてネット上を漂うようになる。これは好き嫌いや良し悪しの問題ではなく、ネット化された人間が知らない内に選ばされた路なのだろう。新聞雑誌は言うに及ばず、教科書、参考書、ビジネス書、旅行ガイドブックなどの実用書はすでにこの路を歩み始めている。電子出版などと騒がれる前からこれらの情報は断片的にネット上に氾濫しプロアマを問わず多くの情報発信がされている。そしてこれらの情報はSNSを通して拡散されている。
これらの変化の良し悪しは分からない。またこれらの変化を好む人も嫌う人もいる。とかくにこの世は好き嫌いや良し悪しとは関係なしに進んでいくものだ。それが進化だと思う。日本ではまだ狭義の意味での電子出版すら行われていない。狭義の意味での電子出版とは従来の出版を模倣した形のサービスだ。一方、TwitterやFacebookは日本でも認知されこれまで出版界が自分のものと信じてきた情報がすでにクラウド化しつつある。
出版が全ての人に解放された結果、ネットにはプロアマを問わず玉石混交の情報の断片が漂う。これがクラウドでそれをフィルタするのがSNSだ。政府、マスコミ、学者といった従来の権威が疑われるようになり、代わって自分の知った人、信じる人またはSNS上で多くの人が信じるものがその人にとっての権威になる。出版社がこれまで物理的な制限を特権的に利用することで保持してきた出版が野に放たれることになる。
これらの変化は良し悪しや好き嫌いを超えた進化で、ぼくたちはその中にいるのだと思う。これまでネットとは関係のなかった年齢や職種の人も興味を持ってコネクションを持とうとしている。それらの人の多くは自分から積極的に情報発信をすることは無くても「いいね!」ボタンを押したりRTしたりすることができる。プロアマ多くの人が発信し、無数の人がそれを拡散する。これが今起きつつある大きな変化だ。ぼくたちはゆで上がる前にナベから出なければならない。
出版の電子化という波はぼくたちが考えているよりもずっと大きな波なのかも知れない。波の中にいるとその波の大きさが分からない。有名なゆでガエルの理論では『2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると、前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対し、後者は水温の上昇を知覚できずに死亡する』人間は環境適応能力を持つがゆえに、暫時的な変化は万一それが致命的なものであっても、受け入れてしまう。
歴史上これまでに無かった大きな変化をぼくたちは経験している。出版の電子化を「グーテンベルク以来」と表現する人がいるが、ぼくたちが経験していることは「歴史上始めての変化」なのかも知れない。電子化された出版はインターネットが全ての人におおいかぶさることによる起きている非常に大きなメディアの変化の一部だ。
こう理解できるようになったのは、最近のSNS、Social Network Serviceの進化を見るようになったからだ。Googleの検索やブログによる個人の情報発信は革新的な変化をもたらしたが、それ以上にTwitterそしてFacebookによる情報交換のしくみの台頭で世界は面から立体(クラウド)になった。個人がいとも簡単に自らの情報と考えを特定または不特定の人々に「いいね!」と伝え、Share(シェアー)し、またはRT(Retweet)する。なんの手続きもいらず、Facebookならば「いいね!」ボタン、TwitterならばRTボタンだけでみずからの同意または承認を表現する。そこに自分の考えも加えることで情報は単に伝達されるだけでなく変化していく。
同じようにメールも情報交換の革新を推し進めている。ぼくたちは毎日メールを使って多くの情報交換を行なっている。メールにはSNSのような広がりは無いが、より濃いネットワークだ。個人やビジネス上のメッセージを送るだけでなく、ホームページやサービスのリンクURLを送ったり、他の人からのメールを転送したり、限られた(Closed)世界ではあるが非常に多くの情報が交換されている。
秋の夜長を自炊について考えた。先週アイドックのDRMソリューションであるbookend(ブックエンド)を利用した出版社向けの読書カード運用代行サービスを発表した。キャッチフレーズは「本屋で買って、ハガキを送り、電子が届く」。紙媒体の本についてくる読者カードにメールアドレスを書いて返送すると、その本の電子版や他の電子コンテンツが受け取れるというものだ。サービスの名前は「i読」、「あいどく」と読む。発表後、出版社だけでなく一般の人たちからの反響が大きくて驚いている。ツイッターやフェースブックで多くの人から賛成の声をいただいた。
自炊や自炊代行といった出版の進化の過程で生まれた徒花(あだばな)を単に悪者扱いして排除しようとするのではなく、その背景を知り根本解決を目指したいと思っている。I読はその始めの一歩。
もともとなぜ自炊という行為が生まれ多くの人が行うようになったのか。昨年のIPADの発売が一番大きいだろう。出版物の電子化は昔からいろいろと行われてきたが、IPADのようなスマートな閲覧手段が無かったために大きな流れにならなかった。アメリカではIPADやKindleの登場と同時にコンテンツの流通も始まっているのでデバイスとコンテンツの間に大きなギャップが無かったが、日本ではデバイスだけが先行してしまい、コンテンツ流通が整備されないため、IPADなどで出版物を読みたい先鋭的(?)ユーザーの一部はしかたなく自炊という手段を選んだ。CDからの音楽のリッピングと同じことだ。だが音楽と違って出版物のリッピング(複製物の作成)は裁断機やスキャナーといった道具が必要であるだけでなくかなりの手間がかかる。また自炊の結果として本が使い物にならなくなってしまうという大きな欠点がある。道具や手間の問題を解決する手段として自炊代行というビジネスが登場したわけだが、本が使い物にならなくなるという欠点は変わらない。
音楽の場合はPCさえあればリッピング行為は非常に簡単であることと元のCDには何ら影響を与えないので、PCにCDドライブがつき、IPODやウオークマンなどの端末が普及すると、あっという間にCDからリッピングして専用端末で聞くという行為が当たり前のことになった。更に、インターネットの普及に伴いリッピングされた音楽データがあらゆる形で流通するようになってしまった。同時にアップルはiTunes Music StoreでCDでパッケージされていた音楽を曲ごとにバラバラにしてダウンロード販売するようになり、ますますCDの販売は急激に落ち込んでいった。
日本の出版社が心配するのはまさにこの音楽で起こったことが出版物にも起こるということだろう。その心配は当然のことなのだが、その対応はいかにも後ろ向きだ。自炊代行業者を脅して廃業させても何の問題解決になっていない。自炊代行業者がスキャンされた出版データを違法に流通させる可能性は著しく低い。音楽の場合と同じでコンテンツを違法サイトに登録するのは個人だ。そして個人を縛ることができないことも音楽業界で実証されてしまっている。
愛読者カード運営代行サービス「i 読(あいどく)」提供開始!!
2011年10月21日
アイドック株式会社
DRM ソリューション国内最大手のアイドックは出版社と読者を固く結ぶ、愛読者カード運営代行サービス「i 読(あいどく)」の提供を開始します。
デジタルコンテンツの著作権管理(DRM)ソリューションの国内最大手であるアイドック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:成井秀樹以下、アイ ドック)は、新サービス「i 読(あいどく)」を開始します。DRM ソリューションプラットフォームであるbookend(ブックエンド)を利用し、出版社が読者に書籍の電子版などの電子コンテンツを提供し、読者との繋が りを持つことができる、愛読者カード運営代行サービスです。10月25日に電子書籍を考える出版社の会主催の「eBPMeetup2011 電子出版2年目の課題と3年目への展望」で公開します。
■サービスの背景
愛読者カード(書籍や雑誌に同梱・綴じ込みされるアンケートハガキの総称)は出版社にとって読者と結ばれる重要な役目を持っています。しかし実際には、 戻ってくる愛読者カードが少ないこと、戻って来た愛読者カードの整理集計に手間がかかること、読者に対する継続的なフォローが難しいことなどの理由で積極 的に愛読者カードを活用している例は少数でした。
一方、電子端末の普及が進み電子書籍コンテンツへの欲求は高まっていますが、出版社側からの電子コンテンツの提供はまだ本格化していません。そこで読者が 自分の本や雑誌を裁断・スキャンして電子端末で読むという「自炊」が行われるようになりました。さらにはその自炊を代行する業者に対して出版社や作家から はその違法性が指摘されています。
■i 読(あいどく)サービスの概要
本屋で買って・ハガキを返し・電子が届く
「電子コンテンツを提供することで読者と出版社をつなぐ」というコンセプトでこれまでの愛読者カードを活性化するサービスを提供します。読者にその読者だ けが閲覧できる形(DRM)で保護された電子コンテンツを提供し、自炊と言ういろいろな意味で不自然な行為を必要ないものにします。読者のニーズに応える ことで、出版社と読者がより強く繋がれることを目的とします。配信する電子コンテンツは購入した書籍の電子版の提供に限らず、お宝写真やページの都合で カットされた記事、著者のインタビュー動画など愛読者のための様々な特別コンテンツ、の提供手段としてご利用いただけます。愛読者の求める特別なコンテン ツ提供により、出版社はアンケートの収集数の向上を目指すことができます。
具体的には次のようなサービスを出版社に提供します。
- 愛読者カードの回収
- 読者データとアンケート回答の集計・リスト化
- 電子版コンテンツの無料または有料による提供
- 出版社からは戻りハガキ一枚につき100円をいただきます
- 初期コストも月額固定費も発生しません
■利用の流れ
- 書籍情報(ISBN コードや書籍名)、読者アンケートの内容、販売配布条件などを決めます。
- 配布する電子コンテンツをPDF またはEPUB 形式でお預かりします。コンテンツはアイドックでDRM 処理を行います。
- 出版社は愛読者カードを印刷し書籍や雑誌に挟み込むかまたは綴じ込んでいただきます。愛読者カードの裏面は出版社ごとに自由にお使いください。
- アイドックは読者からの戻りハガキを受け取り(郵送料はアイドックが負担します)記載されている読者のメールアドレスにアンケートフォームのURL を送ります。
- 読者がアンケートフォームに入力を終えると電子コンテンツのダウンロードURL が表示され、クリックすると読者の使っているデバイスに電子コンテンツがダウンロードされます。
- 電子コンテンツは読者のWeb 書庫に登録されるので、読者は他のデバイスからもコンテンツをダウンロードすることができます。(読者が使えるデバイスの数はコンテンツごとに出版社が指定できす。)
■ 価格・費用
戻りハガキ一枚につき100円を月ごとに集計して請求します。
電子コンテンツを販売した場合は課金手数料などを差し引いた額から25%をサービス利用料として頂戴いたします。
初期投資・固定費用の負担はありません。
■主な対象とするユーザ
出版社(書籍、雑誌、ビデオ、音楽)やクリエイター(著者、カメラマン、ミュージシャン、イラストレーター)など。
対応する電子コンテンツフォーマットとプラットフォーム
【電子コンテンツフォーマット】PDF,ePUB,HTML5(H.264,MP3)
【プラットフォーム】iPhone,iPadAndroid,Windows,Mac
※上記の内、Windows(HTML),Mac(ePUB,HTML)は予定。
iPhone,
iPad |
Android |
Windows |
Mac |
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○ |
○ |
○ |
○ |
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| ePUB | ○ |
○ |
○ |
予定 |
| HTML5 (H.264, MP3) |
○ |
○ |
予定 |
予定 |
b o o k e n d D R M の概要
bookend のDRM は、悪意あるコンテンツの複製を防止・抑止して出版社およびクリエイターの権利を守りつつもユーザーの利便性を確保した、画期的なサービスです。
- 販売されたコンテンツは、個人の持つWeb 上の書庫を通じて、上記に記載した異なる対応プラットフォーム間の複数端末での共有できます。その際、共有台数はコントロールできます。
- コンテンツは暗号化され万が一流通の過程で第三者に取得された場合でも、そのコンテンツを見ることはできません。
- 表示された画面をキャプチャー(画像取得)する行為も極力抑止されます。
- コンテンツの閲覧期間を配信時に設定することができます。
- コンテンツをどの端末で閲覧させるかをコントロールできます。IOS だけで見せる、またはWindows だけで見せるなど。
bookend はコンテンツ流通の基盤技術として、デジタル著作権管理(DRM)及びデジタルコンテンツ流通プラットフォームを提供するソリューションブランド。 PDF,ePUB,HTML5,H.264,MP3 などの標準フォーマットによるコンテンツ配信に必要なサービスをaaS(Software-as-a-Service)で提供します。アイドックのDRM はワンソース、マルチユース、マルチプラットフォーム、マルチデバイスをコンセプトとしています。デジタルコンテンツのDRM 分野では2005 年以来、100以上のサービスで採用実績があり、実質的な業界標準ソリューションとなっています。
お問い合わせ・その他の資料
前回は巨大なデーターを高速なアルゴリズムで回帰分析する絶対計算者(Super Crunchers)について述べた。出版系のコンテンツがデジタル化されて流通されるようになると、Super Crunchersにとっては垂涎のデータが提供されることになる。これまでのスーパーの売上データや交通事故の記録だとかの事実だけの集積ではなく、文章となって抽象的または具体的な意味を持った文章が膨大な量で集積されることになる。これはSuper Crunchers達にとって果てしない宝の山となるかも知れない。
問題はそのデータは全くの玉石混交だと言うことだ。玉石混交と言うと玉と石が半々に混ざった状態のように聞こえてしまうが、実際には90%の石の中に10%の玉が存在するといった状態だ。いや、突き詰めると99%の石と1%の玉かも知れない。ただし、それらがデタラメであったり、意味の無いものであったり、または他人のコンテンツを複製したものであったりしてもデータはデータだ。もともとデータマイニングとは一つ一つのデータの意味を問うものではなく、集積されたデータから意味を紡ぎ出すものなので、出版系のデジタルコンテンツの総和が大事なのだろう。
Super Crunchersがそのデータから何を発見するかは別にして、デジタルコンテンツの世界というのは本質的にこのようにノイズが大量に紛れ込むリスクを抱えている。世界が今の勢いでネット社会となり、より多くの人が発信者としてコンテンツをネットに大量に注ぎこむことになると、そういったノイズの割合は幾何級数的に増えていくだろう。ほんのつい10年前までは、コンテンツの発信が物理的にも経済的にも制限がされていて、社会の仕組みとして自動的にそういったノイズが入り込む余地が少なかった。そういったタガが外れた今日ではもうだれもそれを止めることができない。先進国ではすでに十分ネット社会になっていると考えがちだが、そんなことはない。まだ日常的にネットに繋がっていない人の方が多いし、繋がっていても自らコンテンツを発信している人の割合は少ない。ここ数年SNSが急激に普及し、FacebookやTwitterに代表されるツールに億の単位の人がつながり、何がしらの発信を行い始めたところだ。これが更に広がり、世界的には中国やインドの人々が発信を始めることを想定すると、現在はまだまだ変化の始まりに過ぎない。
玉を作り出しそれをビジネスにしようとする場合、自らを世界に広がる99%の石から差別化しなくてはならない。注意を怠ると瞬時に玉は石の中に埋もれてしまい、誰にも発見されないか、発見されても従来とは比較にならない低価格でしか売ることができなくなってしまう。音楽はすでにそういう状態になりつつある。音楽の世界ではノイズとしてCDからのリッピングされたコピーがあげられる。これを違法と言い切ることはできないが、間違いなくこれがノイズとなって、正規のコンテンツの流通を意味の無い(少ない)ものにしてしまっている。コピーされたコンテンツはデジタルの場合、正規コンテンツと同じ品質を持ったものなので、玉も石も区別がつかない状態だ。この中で正規だからと言って従来通りのビジネスを期待することはできない。
出版系の話に戻ると、雑誌や新聞または実用書などは音楽に近い動きをするのではないかと思う。それぞれ、これまではまとまった物理媒体として価値を持って流通されていたが、早晩、音楽CDがあっという間に分割されてしまったように、多くのものが記事単位でばらばらに流通することになるだろう。そしてそれらはあらゆるところで複製されネット上に雲のように広がっていく。その中で、玉を持つ作家または出版社がどのようなビジネスをしていくのか、それが問われている。
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