代替案のある生活:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 代替案のある生活

ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

« 2008年12月3日

2008年12月4日の投稿

2008年12月5日 »

と、やってはいけません。決して!ましてや、部長さんを怒鳴っては、あなたの明日も、知れています。さようならです。これは無礼講の意味を取り違えているからです。

無礼講の反対は、礼講。礼講は神事や正式な会席などで、基本的には盃を使い、たとえば三三九度のように、漆塗りの盃に、漆塗りの銚子を使って御酒を注ぎ、順序に従ってひとりひとりに回して飲みます。謡いなどを演じたりします。神事の場合は、「直会(なおらい)」と言います。これは、酔っぱらわずに、儀式の一部として行われます。

無礼講は、たとえばその直会のあとに、席を変え、盃を猪口やぐいのみに変え、銚子を徳利に変えます。居酒屋でよく、「お銚子 3 本!」とか言いますが、あれは徳利です。銚子は結婚式で三三九度をする際に、巫女さんが持っている柄の付いた酒器が銚子です。巫女さんの場合、瓶子である場合もありますね。

無礼講の場合は、決まった順序やしきたりなどはなく、自由に食事とお酒を楽しむことが出来ます。ここでも当たり前ですが、深酒で酔ってしまったりするのは、やはり醜い物です。今日は無礼講で、といわれても、はしゃぐのではなく、年功を考えておとなの飲み方をしたいものです。大学生のコンパではないのでね・・・。

礼講・無礼講については、こことかここに記載されています。これ、勉強になります。

ここで年功と書きましたが、「忘年会」というのを、この一年間の苦労を忘れるため、と普通捉えていますが、私が昔聞いたのは、この宴会の間は、お互いの年齢を忘れて、胸襟を開き、お互いの労をねぎらうことが本来の意味だ、というのです。これは、儒教的であり長幼の序、のようですが、日本や東アジアの美しい文化だと思います。年齢の差を忘れてというのは、年上の方がリラックスしていいからね、と言ってくれていると理解すべきと思います。

宴会は、バカをする場ではないので、会話を楽しみ、食事や飲み物を堪能して、共同意識を盛り上げる方法です。といいながら、受けの良いジョークや、バタバタと埃をたてない見せ物など、みんなを楽しませる工夫は重要です。私の同僚に、カードマジックができる人がいて、最高です。

とおる

« 2008年12月3日

2008年12月4日の投稿

2008年12月5日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

高橋徹

高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2011年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
daitaian
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ