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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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思えば、もう 27 年も経ってしまったんだね。初めて IBM が IBM PC を世の中に出したのは、1981 年 8 月 12 日だった。私が、日本アイ・ビー・エムに入社した年だ(歳がばれるな)。

6705ph02 マイクロソフトが請け負った OS「PC-DOS」を搭載した、Intel  8088、4.77 Mhz のチップに 16KB から 640 KB のメモリーを乗せたコンピュータだった。 画面には、緑色のドットベースのキャラクター(アルファベット)が輝いていたなあ。たぶん、この請負は、マイクロソフトの企業としての土台の一部となった はずだ。

日本では、IBM からは「マルチステーション 5550 」というマシンが最初の日本語対応 PC だった。1983 年に発表・出荷されたとほぼ同時に社内でも使用が開始され、この 5.25 インチフロッピーディスク3スロットを駆使して、ワープロ機能、PC としての機能、オンライン端末(3270端末)の三役をこなす、という意味でマルチステーションと呼ばれた。

5550 の下位モデルの 5540 の最終テストをさせられたの私で、出荷前に実地でテストし、何の問題もないことを確認させられた。実験台だあ。

「壊れても修理できないから、そのつもりでね・・・。」

とか、言われたりして。EC(エンジニアリング・チェンジ)がまだ出ている最中のベータ版は、EC 適用を途中で止めているので、修理ができなくなってしまうのだ。そこで私はこのマシンを 5539 と呼ぶ事にした。永遠に 5540 になれない、かわいそうな PC。

さてその後、私の PC 遍歴は、

IBM PC/AT (Intel 80286) 8 MHz

こいつにHP社製のプロッター(プリンターではない!)を接続し、まだ日本で販売していなかった Lotus Freelance を使っていた。日本アイ・ビー・エムでは、私だけ(ふふん!)。

IBM PS/2 Model P70 (Luggable。 Intel 80386) 20 MHz

この Luggable は1988年発表・出荷。外側がアタッシュケースみたいな外見で、開くとプラズマディスプレイとキーボード、3.5 インチディスケットドライブが付いていた。私は当時、サムソナイトのアタッシュケースとこの P70 を持って、お客先とか説明に行ってた。かっこ良かったのだ。なにしろ、この PC、当時としては画期的で、重さが 20 ポンド = 9 kg しかなかったのだ(爆)。日本アイ・ビー・エムでは、私だけが使ってた(ふふふん!)。

その後、PS/55 シリーズがたくさん出てきて、デスクサイドのや、デスクトップのものをいろいろ使った。そして、たくさんの ThinkPad Notebook !

IBM を退職して、サンに移ったら、なんと(当然だが)UNIX のワークステーション「Ultra 5」だった。そして、IBM に決別するために購入したのが、Panasonic LetsNote 。でも、キーボードがね、だめなんだなあ。日本製の PC のキーボードはストロークが浅く、ペタペタペタって感じになって、気分が悪くなる。使った気がしない。

で、MacBook に変更。いままで、MS-DOS、Windows 3.1、Windows 95。おおっと。OS/2。さらには OS/2 Warp も。Windows 98、Windows XPと、ほぼマイクロソフト製の OS を使い続けてきたのに、ついに去年、MacOS になった。大学時代には Apple II をいじくっていたけれど、それ以来の Apple 製品で、最初のうちは楽しんでたんだけれど・・・。

いまのところ、MacOS は 10.4.11 Leopard ではないのだ。最初はちょっと期待していたんだけれど、Leopard の紹介とか見ていて、徐々に、う〜〜ん、ほんとに必要?とか思いだしちゃって。PC って、結局オフィスツールとブラウザとメール・クライアントがあれば、大体の要件は満たしちゃってるわけだし。私の場合、OpenOffice.orgと Firefox と Thunderbird なわけで、どんな OS でも同じだし。つまりは・・・。

「PC、飽きちゃった」

もう、うんざりなんだよな。Windows 7?ほんとに必要なの?あの、画面を突っつくとでてくる同心状のパッドからコマンドを出すなんて、20年前、IBMのアルマデン基礎研究所で見たし。なん か、物まね。サンのプロジェクト・ルッキング・グラスみたいなインターフェスや MacOS に普通に付いてる機能とかさ。

IBM PC の父、ドン・エストリッジの早すぎる死(1985年4月25日のデルタ航空の事故で死亡)がなければ、もっと別の方向に進化していたのかもしれないなあ。

あとは iPhone ショックを日本の携帯業界に与えて、もっと大きな液晶の、自由で美しいインターフェースの携帯電話ができるといいな。

とおる

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高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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