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旅を人生に例えるならば、旅の終わりは人生の終焉。心置きなく楽しめたのか?行き忘れたところや心残りはないか。いま、このブログは京都から乗った新幹線の中で書いている。この旅の最後は時速300Km弱で飛ぶように移動して終わる。
けさはちょっと寝坊をして、チェックアウトし、三条寺町あたりをうろつこうとタクシーに乗った。連休の最初の日だからか、とても人が多く、ちょっとうんざりする。こんなに混んでいるなら、別にここにいる必要はない。「そうだ、三井寺に行こう!」と京阪三条の駅に向かう。京津線という浜大津に行く電車に乗る。
京津線は、蹴上など京都市内は地下鉄で、山科近くで上に出てくる。山科と大津の境は昔は逢坂の関と呼ばれ、これから先は、近江になる。百人一首の蝉丸の歌、「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」で有名ですね。なかなか情緒のある場所なのだが、今ではテツ系の人がたまに乗る。この線を走る京阪の車体は、狭い谷あいを通り、街中ではまるで軒下を通るために、横幅が狭くなっている。写真は上りと下りのすれ違いの場面。
三井寺は、浜大津から一駅西側にある。このあたり、大津京があったりして、とにかくとてつもなく歴史がある。三井寺も思いっきり古い歴史を持っている。なにしろ、天智、弘文、天武天皇の勅願により建立されたのだから、そりゃあ古い。天台寺門宗の総本山で、本来は長等山園城寺(おんじょうじ)と呼ばれている。三井寺の方は、御井(みい)の寺から来ている。天智、天武、持統天皇の産湯に用いられた霊泉があるからで、実際に今でも、ぼこっ、ぼこっと音を立てて湧いている。暗がりで見づらかったけれど、見てきました。
なぜ、三井寺を選んだかというと、三井寺はうっそうとした木々の中にありすずしいからだ。今日、京都付近の最高気温は28℃と予想されていた。5月上旬だってーのに、もう夏の陽気だ。今年の温暖化もいっそう進みそうだ。思ったとおり、三井寺は日の光を木々がさえぎって、しかも、そよ風も吹いている。最高のコンディションだった。さらにいうと、三井寺は訪れる人の数があまり多くなく、かつ、広大な敷地に建っているので、ひとがまばらなのだ。京都のお寺だとピーク時にはあふれるほどの観光客で、静けさなど期待も出来ないが、三井寺は、静かで観光客も少なく、荘厳な気持ちになれる。
金堂は、おおがかりな屋根の修復をしていた為、全景が見られず、残念であった。三重塔と唐院は、午後の逆光で、その威厳を増していたように見えた。三井寺は、かえでの木が多く、その葉が太陽の光をすかして、なんともいえない、美しい緑色だった。そしてこの時期、ツツジが満開になっており、白と赤に加え、二つの色を合わせたかのようなピンク色のツツジもあり、緑との色のコントラストが映えていた。秋は秋で、かえでが真っ赤に染まり、きらびやかな景色になるのだろうと思う。秋にもぜひ来たいところだ。
京都に戻り、錦市場に行ってお土産を購入する。5月なので、ちまき。京都といえばのお漬物。そして、卵屋さんで作っている出し巻き。だいたい、卵屋という商売が成り立つのもすごい。そして、出し巻き卵は関西でなければ味わえないのだ。東京の玉子焼きみたいに砂糖なんか入れないんだから。
京都駅で、ちりめんごはんというお弁当を発見。誘惑にあがらえずに購入してしまった。ちりめん山椒は好物のひとつなのだ。このお弁当は、京都・祇園 立鮮調進 なかがわの四季のごはんシリーズのひとつだ。ちりめん山椒、うめちりめん、たけのこの山椒煮の3つをご飯にのせて、付け合せは、錦糸玉子と昆布のつくだにの細切り。以上、文句あっかぁ。という内容で、うっ、うますぎる!!新幹線と在来線の間の改札口横にあるお弁当屋においてありました。東京日本橋弁松の普通のお弁当と日本の双璧をなすお弁当として、個人的に認定します。
と、旅は終わった。えっ?終わり。もう?
せっかくなので、あすかあさって、総括のブログを書くつもりです。
朝ゆっくりと起き、ブログを投稿したあと、高岡の町をうろついた。高岡は前田利長が開いた町で、高岡城跡がある。今は昔の建物は無く、石積みとお堀が残り、あとは新しく建てた建築物だけで、天守閣のあったところは広場になっている。これだけ広いと気分がいい。写真は前田利長の銅像。顔がいかめしくない。
土蔵の続く町もあり、写真のような土蔵造りの家が残っている。高岡は、近代的なビルをどんどん建てるのではなく、特にお城のあった近辺は、古い家を直して使っている感じだ。これは正しいことだと思う。高いビルは建築業者にとってはおいしい商売だろうが、高岡のように広い町には、高い建物はいらないように思う。この富山銀行のビルなど、とてもいい感じだ。富山銀行も味なことをする。
さて、サンダーバードに乗って、北陸本線で京都へ。サンダーバードの車両はいくつかあるが、これは、681系で、昨日乗ったはくたかと同じ系で、顔の色が違うだけだ。この系の電車だが、乗り心地がいいような気がする。この路線は、滋賀県に入って湖西線を走る。琵琶湖の西側、比叡山などを右に、琵琶湖を左に見て走る。午後の列車だったので、日差しがあたらず、景色がきれいに見える左側を選んだ。
車窓から眺める富山や石川、福井の家々は、たぶんお百姓さんのお宅なんだろうけれど、大きくて立派で、瓦屋根も黒々としていて、すごいな、と思う。たしか、富山の一戸あたりの大きさが、日本一だったのではなかったっけ。
滋賀県に入ると、もう車窓の外に夢中である。5年間ほど滋賀県民だったので、ふるさとのひとつみたいなものだ。琵琶湖は滋賀県の象徴のようなもので、見ているだけで、うっとりする。司馬遼太郎さんは、「近江というあわあわとした国名を口ずさむだけでもう、私には詩がはじまっているほど、この国が好きである。」、と街道を行くで書かれていたと思うが、判る気がする。
琵琶湖に浮かぶ竹生島、織田信長が城を築いた安土山、近江富士とも呼ばれ古事記にも書かれている三上山、滑らかなラインが美しい琵琶湖大橋などが、琵琶湖の向こうに見えるのだ。景色を大いに堪能して、京都駅に到着。
京都は好きで、年に何度も来ているほどだ。定宿は京都東急ホテル(もう17年間も東急ホテルの会員なのだ!)。チェックインして、さて、今晩は先斗町か祇園かな。お金はないぞ。
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