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はるか昔、私が中学・高校のころ、「赤尾の豆単」っていう赤い本があった。正式名称は、たしか「英語基本単語集」で旺文社から出版されていた。赤尾というのは、「赤尾好夫」氏の事で、赤尾氏は旺文社を設立された方だ。1985年に亡くなられているので、もう、知らない人も多いだろう。実用英語技能検定(英検!)の創立にも関与されている。

受験前には、この「赤尾の豆単」を片っ端から覚え、覚えたページは、山羊みたいに食ってしまう、なんて、野蛮な勉強方法があった。辞書の意味をほぼ一対一に簡略化したもので、英単語と日本語を対で覚えた。私はさすがに、覚えたページは食わなかったけれど。

しかし、英単語を覚えただけでは、受験で良い点は取れなかった。熟語とか、例文を覚えなければならなかった。そこで、短い例文の英語と日本語を対にした単語カードに書いて覚える勉強方法を取るひともいた。構文をカードに書いたり、ノートに写したりもした。文法も覚えた。過去分詞とか、前置詞、接続詞、間投詞。動詞と名詞で、単語の後半が変化するのだ。

さて、と。中学 3 年間、高校 3 年間、ついでに大学と、6 年以上も英語を勉強してきたのだけれど、いったい、英語を読んだり話したりが、すらすらとできるようになったのだろうか?

私は、会社に入り、幸か不幸か、直接アメリカ人やイギリス人とコミュニケーションを取る機会をふんだんに与えられた。膨大な英語の文書を読んで、それについて、日本やアジアの為に反対意見や要求を英語で書かなければならなかった。仕事なので、真剣だった。

すると、段々、Information は「インフォメーション = 情報」とか、Network が「ネットワーク = 情報網」ではなくなってきた。つまり、英語をいちいち日本語に翻訳し直して理解するのではなく、英語は英語のままで、理解できるようになった。話すときも、いちいち日本語で考えて、それを英語に翻訳するのではなく、英語でそのまま話すようになった。

頭の中で、いちいち日本語←→英語の変換をしていたら、会話のテンポに遅れてしまう。英語の文書を読みながら、頭の中で、いちいち日本語←→英語の変換をしていたら、いくら時間があっても、文書を読み切れない。英語の時は、日本語を断ち切らないと、英語を読む・話す・書く・聞くは、いつまでたっても、上達しないのではないか、と思うようになった。

これは、もしかすると営業妨害になるので、特に名前は伏せるが、電車のディスプレイに映っている英会話学校の宣伝で、ある会社は、たとえば、天候の表現として「Clear up」と書き、晴れる事、といった日本語をその下に書いて、例文も英語と日本語を列記していた。Clear up は天候の事だけではない。「Clear up」のことばとしての感覚を、覚えた方が良いのではないだろうか。実は、別の会社の宣伝では、英語の下には、日本語の訳を付けていないのである。う〜む、どちらが良いのだろう??

もちろん、英単語の語彙を広げたり、文法を理解しておくのは必要だと思うが、英語を自由に使うえるようになるには、頭の中も含めて、全部英語漬けになってトレーニングする必要があるのでは、と思った。

とおる

どうして、同じ地域に住み、同じ地域の会社に勤めているのに、ある人は晴れ男(晴れ女)、ある人は雨男(雨女)なんだろう。不思議に思いませんか?

私自身は、どうやら晴れ男のような気がする。いつも用心のために、普段持ち歩いているデイパックには、登山用のホネがしっかりした折りたたみの傘が入っているのだが、ほとんど使わない。以前、驚いた事があるのだが、登山をしようと計画していたところ、台風が本州に接近してきて

「わっ。こりゃあ、大雨だな。まあ、雨になったら温泉にでも入るか。」

とあきらめつつ、しかし、いちおう山に向かったら、なんと台風が消滅してしまった事があった。たしか、熱帯低気圧になって、本州から離れて消滅したのだった。

私が晴れ男なのに、隣の同僚が雨男だった、という事もあった。その私の同僚が昔、

「私って、実は雨男なんですよね。」

と言っていた。どこに行くにも傘は必需品で、いつも雨が降ると嘆いていた。なんで同じ場所で、いっしょに仕事をしているのに、彼は雨男で、私が晴れ男なんだ??

■■■
先々週の週末、東京では、雪が降ってたいへんだったね、という話を、会社でしていた。先々週の週末は、かみさんの田舎、仙台に帰っていたので、みんなが「雪、たいへんだったでしょう。」と言ってくれたが、たしか、先々週の週末、仙台は雪はほとんど降っていなかった。やぱっり、晴れ男??とにかく、今年になってから、私はまだ、大雪を経験していないのだ。

やっぱり晴れ男なのかなあ、と今の同僚の女性と無駄話をしていたら、彼女突然「とおるさんって、結婚式に呼ばれたときに、雨だったことあります?」と聞いてきた。

おお、確かに記憶がない。記憶に残っている結婚式は、すべて、雨降ってない!

彼女の意見では、雨の降る確率はいっしょでも、記憶に残るイベントで、晴れている可能性が高いからじゃないか、という。うーむ、なかなか洞察力の深い意見だね。もうひとつは、記憶の仕方で、雨が降ったことをよく覚えているか、晴れたことを覚えているか、の違いもあるのでは、ないか。つまり、晴れ男というのは、

  1. 自分にとって意味のあるイベント時に、晴れる可能性が高い(=運が良い!)
  2. 晴れたイベントのみ記憶に残り、雨の降った記憶は残らない(=脳天気!)

そう言えば、1月31日に「Sun Software Showcase 2008」というイベントを開催して、私がリードしていたのだが、くっきり晴れたもんなあ。イベントは晴れるか、雨が降るかで、来場者に差が出てしまうのだ。もちろん晴れた方が、来場者数が上がる。

運が良いとか悪いとか、そういうのってあるのかもしれないね (歌の詩ではないが。同じような内容の歌は、さだまさしの「無縁坂」ですけど)。たぶん、晴れ男(晴れ女)というのは、運が良いのと、脳天気の両方が混合しているのかも、知れない。

ちなみに、私の実の妹も、めちゃくちゃ晴れ女だ、と自負している。しかし、私が妹と会うときはいつも思いっきり雨が降る。たぶん、相性ってのも、ありそうだねぇ。

とおる

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高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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