代替案のある生活:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 代替案のある生活

ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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この「代替案のある生活」の信条のひとつに「常識を疑ってみる」ということをあげたい、と思う。いま実際、自分の生活設計の中で、常識として疑っているのが「ローンで家を建てる事」だ。

今現在、私の家族が住んでいるのは、築20年以上だが、かなりしっかりとした鉄筋コンクリートの賃貸アパートだ。横浜市青葉区だが、周辺に比べて、家賃が安く立地もなかなか良い。家の前が神奈川生協だし、周辺に病院も多い。坂の途中なので、雨が降っても水が溜まったり、あふれたりしない。

ただし、サイズが2Kでとても狭いので、隣り合う2部屋を借りている。しかも、家賃が安いので、家賃が2倍になっても、周りのアパートに比べて、そんなに高くならない。部屋が4つ、キッチンが2つ、風呂もトイレも玄関も2つだ。賃貸アパートなので、隣り合っていても壁をあけて部屋同士で往来することが出来ず、いったん玄関を出て、隣の玄関の鍵を開けなければならないのが不便なだけだ。

実はこの部屋を2つ借りる方法は、学生時代にお歳暮の配達のバイトをしたとき、竹村健一氏のお宅に荷物を届けた際、その当時、竹村氏がマンションの隣り合う2つの部屋を持っていたのに気がついたからだ。竹村氏の場合、ものすごい蔵書があるので、仕方なくそうされていたのだと思う。

かみさんのアップライトピアノとハモンドオルガン、私の3万冊程度の蔵書、かみさんの服(なんであんなにたくさん持ってるんだろう)と私の登山道具一式が2つの部屋に分散していて、あとはそんなに大きな家具とかはない。これだけの重量だと、普通のプレハブだと建物が傾くはずだが、さすがに鉄筋コンプリートの建物は強い。

会社の後輩にこの話をしたら

「とおるさん、マンションぐらい買ってくださいよ。後輩としては、そんな夢のない生活、お手本にならないし、まねしたくないっすよ。」

とか言われてしまった。なんか先輩の私の経験を見習って良い住まいを作りたかったんだそうだ。

でもなあ、30年ローンなんて組みたくないし、と思う。すごい金額の借金を背負って生きていきたくはない、と思いませんか?たぶん普通で3000万円ぐらいの借金になると思うのだけれど。そんなのぞーっとしません?家のために3000万円の借金をするより、賭け事で100万円借金のあるほうが、もしかしたら健全なんじゃないか?

30年たったら100%自分のものになる、といっても、築30年の家なんか、価値がなくなっているでしょう。まあ、土地があればと思うけど、土地だって価格変動するしね。しかも東京近辺だと、今後の大地震に遭うって考えなければならない。免震構造だからといって、それは、その建物が倒れないってだけで、大地震の後だと家のそこここに若干の歪みができてしまうだろう。玄関の戸があけづらくなったり、窓がガタピシャしたり。マンションだと、簡単に、ドア、変えられないだろうし、お金も追加でかかるし。

人生設計をする時に、東京近辺に家を建てるのは、そんなに得策ではないな、と思ったので、今後とも東京近辺で家を建てることはないだろう。一軒家を建てようとしたら、今時、23区内では難しいだろうし、通勤するのに30分以上かかるのは、疲れる。私が転職した理由のひとつは、サンの用賀オフィスが私の借りているアパートから近かったからだ。

こんな事を考えるひとって少ないだろうな、と思っていたら、大前研一氏が「即戦力の磨き方」というPHP新書で同様の事を書かれていた。「家も車も借りれば十分」なのだそうだ。私は車も売っぱらったが、車の年間の維持費より、レンタカーを使った方が格安である。もっと安いのは、実はタクシーなのだ。

車がいらない場所に賃貸アパートを借り、どうしても自分の家が欲しいなら、地方の土地、建物の安いところに建てれば良い。我が家の場合、宮城県多賀城市のかみさんの実家があるが、義父が亡くなり、義母は認知症で施設でケアしたもらわないとダメなので、かみさんが持ち主になってしまった。老後、引退した後は、かみさんにお願いして、多賀城の家に住ませてもらおうと思っている。;-p

あ。子供を作らなかった(子供ができなかった)というのも、選択というか、こんな我がままが出来る理由かもしれない。

とおる

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高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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