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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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実は私はあまりファミレスに行かない。子供がいなかったり、自家用車を持っていなかったりするので、行く機会がないのだ。それに、ファミレスよりちょっと、汚い定食屋の方が好きだったりする。

かみさんの母親が骨折して入院しており、先週末、田舎の仙台に久しぶりに帰った。土曜日の晩、家でなにか晩飯を作るのが面倒なので、近くのファミレスにタクシーで乗りつけた。あのビッグボーイの姉妹店、ミルキーウェイというファミレスで、当然ながらハンバーグがメインだ。

ウェイトレスの若い女性が来て、注文をする。

「ご注文は、以上でよろしかったですか。」

出たぁ!!『過去形確認』だぁ。こういった聞かれ方を普段していないので、新鮮、というか、ちょっとドキッとしてしまう。

■□■□■□

この「よろしかったですか」は発生してから、もう随分時間がたっており、仙台の郊外(多賀城という町です)の小さなファミレスでも使うようになったのだ。この言い方が象徴的なのは、

「よろしかった」という過去の事象に対して、

「ですか」という疑問、ないしは確認を取っていることだ。

いままでなら、「以上でよろしいですか」という現在進行している『オーダー』という行為の中で、ウェイトレスの方と客との間で『同意』を取る言葉であったが、この「よろしかったですか」は、客が注文した『オーダー』に対して、ウェイトレス側が『確認(コンファメーション)』を取っているのだ。この確認をした以上は、言った料理しか出ないからな、という、事務的手続きである。

それなりにお金がかかるが、サービスをも食事の一部分として提供しているいわゆる『レストラン』においては、『オーダー』というもの自体が、今晩のコースをサービススタッフとお客が作り上げていくプロセスであり、「よしこれでいこう」と決定したことに対して、同意する言葉はあっても、コンファメーションはない。

しかし、ファミレスのようにそれなりの値段で、しかも料理が半分以上工場で作られた料理に対し、自給1000円前後の、それほどサービスがしっかりしたレストランで食事をした経験もない女の子ならば、お客の言った『オーダー』でトラブル(通常、お客の間違い)に事前に対応している「よろしかったですか」は、実は、あの場所にぴったりの言葉のような気がする。

■□■□■□

「はぁい、よろしかったですぅ。」

と私はにこやかに応対して、『ツイン・ハンバーグ』なる目玉焼き乗せハンバーグとチーズ乗せハンバーグが両方楽しめるメニューを食べたのでした(ちょっと焼けすぎだったけど)。

追伸:いま仙台はちょうど桜の真っ盛り。今年は花見を二度楽しみました。

とおる

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高橋徹

高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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