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年始は宴会の季節。あらたまった席から、友人同士のうたげ、4月にはお花見が控えていますね。日本人の宴会好きはすごいな、と思いますが、いやいや、宴会好きは世界共通なようですね。

以前、弊社の全世界のメンバーが集まったパーティー(アメリカ人はパーティー好き!)で、我々アジア・太平洋地域の新しいトップに韓国人の人が決まり、それから東アジア人(中国、韓国、日本)の乾杯攻めが始まりました。ひとりひとりが手に酒(ワインやらなにやら)を持ち、新しいボスの前に列を作って、その新しいボスとひとりづつが乾杯をしていくのです。乾杯し終わったやつはまた列の最後に並び、無限ループに入って阿鼻叫喚!私も当然列に加わりました。

すごいのは、このボス、ずーっとギブアップせずに乾杯し続けていたこと。たぶん、韓国だと、トップに立つひとは酔った醜態を見せてはいけないんでしょうね。それにしても、この3カ国とも乾杯するのが好きなのと、同じように祝うんだなあと思いました。

日本で宴会をするときに、よく「今日は無礼講で。。。」と言いますが、さてこの意味は次の三つのうちどれでしょう。

1.その宴会では、どんな無礼をしても許される。
2.その宴会では、ある程度の無礼な事なら許される。
3.その宴会では、年齢の上下の区別なく、勝手に振舞える。

さて、どれだと思いますか。まあ、3番かなと思った方。正しそうですが「ブー」です。3番目の宴会は、目上の人も、若い衆も「歳を忘れて」いっしょになって、一年の労をねぎらいましょうという意味で、実は忘年会というのは、そういう意味なのです。今年一年のことは、この宴会を持って忘れちゃいましょうというお気軽な気持ちではないのですよ。ということで、全部不正解です。

では、無礼講とはなにか。無礼講は礼講と対になる宴会のことです。では「礼講」とは何か。西洋で言えば正餐にあたり、特に神事で行われる「直会(なおらい)の儀」のことです。席次が決められ、各地域ごとに礼は異なりますが、杯にお酒を注ぎ、席次の順に杯を回します。結婚式の「三々九度」のように、杯から3口飲み、次に渡していきます。これを順に3回繰り返します。また、この宴に出される食事を「料理」と呼んでいました。

さてあらたまった席の後、神事や正餐が無事お開きになった後に宴会をしてねぎらったり、リラックスして酒を酌み交わすのが「無礼講」だ。礼講ではない、という意味合いで、乱暴にたとえるなら2次会です。出てくる食べ物が「肴」「酒肴」となります。ただ飲んで食べるだけでなく、歌を詠んだり、謡曲が出たりしますので、うたげとも呼びます。

ということで、今日は無礼講と言われても、無礼なことが許される訳ではなく、酔っ払って「課長(部長)、このおやじっ」なんてからんだりすると、あとがこわいゾ。

とおる

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現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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