仕事をする上で、プロダクトが多い方が良いか?少ないほうが良いか?
転職をする際に、どんな基準で会社を志望しますか?
検討する中で基準とする中の一つには、プロダクトが何かということは誰でも共通している事項だと考えます。
プロダクトは何かということを分類すると
<サービス要素>
・有形か無形か
・どんな業界や規模の会社に売れているか
<マーケット要素>
・競合が多いか
・プロダクトライフサイクル上で、現在どの位置にいるか
・BtoBかBtoCか?
<会社の要素>
・プロダクトの数は多いか少ないか
・自社開発かどうか
等々と分類できます。サービス要素やマーケット要素については、仕事を変える上で重要なのは、BtoBとtoCのどちらの経験があるかということのみだと考えます。
私は、BtoCもBtoBも両方経験してますが、toCからtoBに移ったときは初歩的な電話の取り方や広告宣伝の打ち方、提案方法から何から何まで手法が異なるので慣れるまで苦労しました。
その他は、今後どうしていきたいかということだけで、経験値の如何はあまり無いかと考えてますし、特に営業やマーケティング、販売支援などの広告関係でしたら、無形でも有形でも応用はできます。欲しい人物像としての重要な要素に、BtoC・BtoBどちらの経験が多いかは判断材料になりうるとことです。
ここでは、会社の要素が特に重要かなと考えてます。
現職は、比較的プロダクトを多く抱えていますが、以前、ある社長さんとお話をさせて頂いた際に、「プロダクトが多いのは営業泣かせだね。」といわれたことがあります。
確かにそれも一理あります。サービスを覚えるのに時間が掛かりますので。ただ、PCやタブレットを持ち歩くのが普通になっている中で、覚えておかなければならないことは根本的なことだけなので、特に問題が起こったことはありません。それよりも、プロダクトが少ない会社の方が提案の自由度も少なく、要するに幅広くなっているお客さんの期待に応えられる可能性も低くなります。
また何よりプロダクトライフサイクルが急激に早まっている昨今、商品が少ないというのはリスクが高いと感じてしまいます。「選択と集中」という言葉が数年前に流行りましたが、スピード感が重要な昨今ではプロダクトライフサイクルの成熟期がくるのはあっという間。もはや陳腐化した言葉になってしまいました。
また自社開発をしているかどうかも重要な要素です。お客さんの要望に応えられるカスタマイズができるのか、いくら販売しても外注し続けるサービスなのか、自社開発とそうでないのでは成長性が大きく異なります。
お客さんの要望に応えられるかどうかが仕事の面白さだと思います。昨今は「サービスの価格から機能まで端から端まで覚える」ということが、テクノロジーの成長で減りつつあるので、プロダクトが多い方があらゆる面で有利になります。