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知らないで書き込むとそれ犯罪になります。使うなら知っておくべきネット法律知識

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どこかのブログでお勧めしていた

その「つぶやき」は犯罪です: 知らないとマズいネットの法律知識 (新潮新書)

を読みました。

普段から、業務でもプライベートでもWebやSNSの活用も多く、ブログや記事投稿を個人業務で行っているので、きちんと知識を付けておかないといけないですね。

また、私個人では、こういった違法行為に当たる事をしたことがありませんが、WebサイトやSNSへの書き込みによって、その内容が思わぬ方向で広まってしまったり、友人限定にしている記事が、友人以外にもキャッチされていたということがあったりと、自分や周囲を守るためにも今後もこういった活用をし続けていくためにも、知っておくべきことだなと日々考えております。

この本を読んで、一番最近に思ったこと。マクドナルドの異物混入事件です。

・チキンマックナゲットにビニールのようなものが混入
・フライドポテトの中に人間の「歯」が混入
などまだまだニュースが飛び交っていますよね。

私は普段ほとんどTVを見ないので、TVでマスコミがどの程度放送しているかは詳しく知りませんが、SNS等で飛んでくるニュースやブログを見ると、毎日の様にマクドナルドの誹謗中傷が目に入ってきます。

確かに自分が食べているフライドポテトに、歯が入っていたらものすごく驚きます。ただただ、少々過剰なのではと感じております。

先日、自宅近くのマクドナルドで朝マック(エッグマフィン)を食べましたが、卵の中にすごく小さな卵の殻が入っていました。
調理の過程で入ってしまうこともあるのかな、、と思い、そのまま食べましたが、(殻は取りましたよ)こういった事を過剰に捕らえて、ビニールが入っていた・何かが入っていたというのをSNSやブログで書き込んでしまう人もいるのでしょう。

過剰になっている原因の一つは、ネットでの広まりが大きな原因です。

この本では、レストランの評価は名誉毀損になるのか?という題目があります。店の悪口をネット上に記載することで、企業や関係者に多大な損害を及ぼす可能性があります。こういった場合は、損害賠償を請求する民事上の名誉毀損においては、
事実であろうと事実でなかろうと、「事実の適示」は不要と考えられているとのことです。

たとえ客観的事実を示さず、単なる意見でも相手の社会的地位を低下させた場合には損害賠償を請求される可能性があります。

以前、飲食店の方にWeb活用についてお話をさせていただく機会があったのですが、某ポータルサイトに広告を出していても、悪い評判を書かれることがあるので、お金を払っているのに評判が落ちるのはどういうことなのだろうと真剣に悩まれていました。

ブログやSNSで書いてしまう場合もあるようですが、感情的になって書いてしまう、直接自分で交渉ができないのでネットで広めてしまおう、ということでしょうか。

ネットへの書き込みは誰でもできるでしょう、しかしネットの法律知識を知った上で書き込みをしている方は、まだまだ少ないが故に、後先考えずに書き込みしてしまい、それが犯罪になる可能性もあるにも関わらずあっという間に広まってしまうということが起こるのかと思います。こういった犯罪を起こしてしまうことの原因の一つは、きっと人間本来の感情的なところに由来しているのでしょうね。

誰でも書き込めるから私的なものと錯覚してしまうこともありますが、インターネットは公共の場。

感情的になってしまいそうな時は、その場で行動を起こさないのが一番の策です。訴えられる前に、感情的になってしまいそうな時は、一呼吸置いて、冷静になってからネットは活用しましょう!

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