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今あらためて組織力が問われる時代に、”負け組をつくらない組織”の作り方を研究していきます。

圧倒的な”知識量”は人の心に何をつくるか?

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私自身、全く同じ悩みを持っているが、チームのマネジメントに関わるようになるとチームメンバーをいかにして一つにまとめチームの結果を出すべきかを寝ても覚めても考えることがある。そこには自分自身、チームリーダーとしての役割と存在意義がかかってると考えるからだ。

圧倒的な”知識量”は尊敬をつくる

上司は部下から期待をされる立場であり、上司はそれに応えるべきである。組織の中でマネジメントに関わる立場の人間は常にそういう意味では”部下が自分をどう見ているか?”という自問自答について、満足など決してしてはいけない。ところが、残念なことに部下をもつようになると自分は偉くなったつもりで勘違いをする人もいる。上司と部下、先輩と後輩、先生と生徒・・・などそれら関係には、理由なく上下関係が成立している。従い、どんな人間であろうと上司となれば自然と尊敬するべき対象だと考えやすいように人間はできている。実際には、本当に尊敬されるというのは立場や位置関係だけで決まるものではない。上司は部下の為に本気で何が必要か、自分はどう変わるべきかを常に考え、本気で向き合わないといけない。それが組織の中で人のマネジメントに関わる者のあるべき姿である。

しかし、立場や年齢など関係なく相手に尊敬の念を与えるものがある、それは「知識」だ。人間は生来“モノを知ることを欲する”生き物である。知識は人の成長の原動力なのだ。例えば、子供でも円周率が何万桁暗記しているとか、何ヶ国語も言語を話せるとか、難しい漢字を読めるとか、単純なことかもしれないがそういうのって素直に“すごい!”と感じるはずだ。立場や年齢に関らずそれらは尊敬の念を与える。逆に誰もが知っているような常識を知らない先生がいたとしよう、先生だけれどもやはり少し残念だったりする。そして、ここで言う知識とは、経験も当然含まれる。人も多くのことを経験している人、とてつもなく困難な状況を乗り越えてきた人、誰もしたことの無いような経験をしている人、私たちはそれも同じく感心する。

ここで私が言いたいことは、人から信頼や尊敬をされる努力として 「知識」 と 「経験」 は誰よりも積極的に取り入れなければならないということだ。知識だけが全てではないし、これだけで尊敬は得られないが、少なくとも組織の中で人のマネジメントに関わる立場であれば努力をしないといけない。本を読む、得た知識を定着させる、活用する、沢山の人と話をする、自分でも勉強する、他の人が嫌がる仕事を率先して行い経験を得る、これらの行動・姿勢が最終的には自分の価値を高め、人としての信頼を勝ち得る第一歩になる。上司がそのような努力を人一倍している人であれば、きっと部下は素直にその上司を尊敬でき、仕事が好きになり、チームを大事にする社員になるだろう。

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