プログラマー初挑戦でPHPから始めたい人に読んでほしい本
11月25日に新刊される「~短期集中講座~ 土日でわかる PHPプログラミング教室」(フロイデ株式会社 吉谷 愛 著)に推薦文を書きました。(書籍の執筆をしたことがないのに、最近、最初の部分をちょっとだけ書くことが多くなってきたような気がします)
そのご縁でちょっとここでもご紹介させてください。宣伝!?そうかもしれませんが、本を買わない人にも得られるものがあるような内容だと思っています。
これからプログラマーをPHPで始めたい方、是非お読みください。
建 物を設計したり洋服をデザインしたりなど、クリエイティブな仕事に就くには才能が求められ、狭き門だといわれていますよね。その中でもプログラマーは国内 に40万人存在しており、求人倍率はつねに1.2倍程度の売り手市場でもあります。プログラマーは人口が多く、かつ人手不足で、その意味では広く門戸が開 かれた最も身近でクリエイティブな仕事だといえるかもしれません。
とくに最近では、スマートフォンやクラウドの普及により、個人が開発し たソフトウェアや制作したWebサイトを世界中の人々が利用したり閲覧したりすることも珍しくない時代になりました。パソコンとネット環境さえあれば、誰 もがソフトウェアを開発でき、世に広められる可能性が開かれているのです。
プログラマーの仕事は広く門戸が開かれているとはいえ、決して生やさしいものではありません。プロフェッショナルなプログラマーになるためにはそれなりの努力と経験が求められます。その第一歩が、書籍を通した学習になります。
プ ログラミングは未経験者にとって未知の世界であるがゆえ、学習のハードルが高く見られがちなのです。しかし一見難しそうなプログラミングも、私は単なる 「コンピューターとの会話」だと思っています。日本では誰もが日本語で会話しています。米国でも同じように英語で会話しています。学習を通して環境を体験 できれば、日本人も英語を話せるようになります。プログラミングも同じです。学習によりその環境に触れ、慣れさえすれば、あなたもコンピューターと会話で きるようになれるのです。 コンピューターと会話できて、自分が創造したものを何万人の方が使ってくれたりするのって素敵じゃないですか??
一 方で最初に学習する手段でもある多くのプログラミング入門書は、プログラミングの基礎知識を持つ他言語経験者向けの入門書と、趣味レベルの理解にとどまる 入門書に二分されているようなきがします。まったくの未経験者からプロフェッショナルなプログラマーを目指す人を対象とした入門書はあまりないような気が します。そんな中で、プロフェッショナルなプログラマーを目指す未経験者向けの入門書として、今回の書籍は私も企画に参加し、そしてフロイデの吉谷社長が 書き上げられました。
この本は未経験者がつまずかないよう、かなりていねいな解説になっています。そして、この本に書いてある通りに学習 を進めれば、プログラミング環境をゼロから構築でき、プログラムを書き、動かすことができるようになります。この本は開発業務で得られた見識を通して書か れているため、学習を進めることで、基礎的な実務の感覚も体感できるはずです。このあたりは、多くの未経験者をプロフェッショナルのプログラマーに育て上 げてきた実績を持つ、フロイデ株式会社社長であり著者の吉谷愛さんならではのわかりやすい解説からくるものです。
一生食べていこうと思え ば、生涯修行が続きます。プログラマーの道もそうです。長い道のりに思えるかもしれませんが、それゆえに奥深く、幅広さがあります。この本で基礎を身につ けられた人には、生涯にわたって得られるものがある、とも言えます。ということです。この本を読まれる方がこれからどのような人生を歩かれていくか私には わかりません。しかしながらプログラマーは、場所を選ばず、自分が稼ぎたいときに稼げ、中には億単位を稼ぐ人もいる、奥の深さと幅の広さを兼ね備えた素晴 らしい職業です。本書があなたがこれから職業プログラマーの道を歩まれる礎となることを願ってやみません。
本書のベースになっている PHPは、入門者から上級者までの幅広い層が仕事で使え、2015年10月現在、国内で2番目に求人が多いプログラミング言語です。初心者向けの仕事から 年収1千万円を超える大型の仕事までさまざまな求人が年間で2万件以上存在しています。学習しやすく、これからはじめる人にちょうどよく、本気で取り組ん で損のない言語です。
興味がある方は是非PHPにチャレンジしてみてください。そして、もし興味があれば以下の書籍も読んでみてください。
「~短期集中講座~ 土日でわかる PHPプログラミング教室」