~管理会計を活かすリーダー論~ (大人気税理士の原尚美先生のコラム第011回)
私が編集支援している大人気税理士の原尚美先生のコラム第011回「あなたは変化する人?しない人?」が鈴与シンワートで公開されています。
原先生は執筆書籍、連載コラム、Fbのお友達数などなど、どれをとっても日本トップクラスの人気税理士先生です。しかも、その人気は日本にとどまらず、ミャンマーにも飛び火し、現在はミャンマーでも活動されているそうです。すごいですねー。
その忙しい中を縫って、今回は管理会計を活かすリーダー論を書いていただいています。
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英語で会社のことをカンパニーといいます。カンパニーとは「仲間」。つまり、会社とは、投資家からあつめた資金を、増やすために集まった仲間のことをいうのです。資金を増やす方法としては、次の3つが一般的です。
1番目は、さらに資金を集める。集める方法としては、資本金として投資してもらうか、融資をうけるかです。
2番目は、現在会社がもっている資産を、売却して儲ける方法です。不動産投資や株式投資がこれにあたります。
3番目の方法は、社会に何らかの価値を提供して、その見返りに報酬をもらうやり方です。
獲得した報酬のことを、会計用語では「売上」といい、売上を獲得するために支払った支出のことを「費用」といいます。売上から費用をマイナスした差額を、「利益」といいます。利益が多ければ多いほど、会社の資金も増えるというわけです。
売上 - 費用 = 利益
管理会計とは、いかに利益を増やすかにフォーカスした会計です。上記の算式をみれば、利益を増やすためには、売上を増やすか、
費用を減らせばよいことがわかります。
けれど、どんなに管理会計を勉強しても、それだけで売上が増える訳ではありません。売上をあげるには、マーケティングなど別の知識が必要です。いや、どれだけ市場調査をしても、商品開発に努力しても、売上は自社の思いどおりにはいきません。売上の決定権を握っているのは、代表取締役でもなく、営業部長でもなく、ユーザーや消費者など、みなさんの会社のお客様だからです。
しかし、費用はちがいます。費用は売上とちがって、会社が自分で管理することが可能です。主力商品の生産量を増減したり、もっと広い事務所に引っ越したり、従業員を増やしたり、もっと安い会社から仕入れたり、自由自在にコントロールすることができるのです。
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http://www.shinwart.co.jp/tech-column/column06/011/